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イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司

デキの悪い若手、年上部下も今や褒めて育てる時代!?
叱られて育った上司が抱く「褒める教育」への違和感

高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]
【第45回】 2011年6月6日
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 「『褒めてもらうとやる気が出る』なんて甘いこと言う奴は、一人前じゃないよ」

 私が部下育成について話を聞くと、昔の上司はそう言い放ちました。確かに、昔は誰もが叱られて育ったもの。しかし、時代は大きく変わりました。イマドキの上司には、褒めて、褒めて、部下の意欲を高めることが求められているのです。

 では、この変化についていけない上司はどうしたらいいのでしょうか。今回は褒めることが苦手な上司をテーマに考えてみたいと思います。

「褒められたい」若手が増加中!
未熟な部下でもうまく褒める方法とは

 「人間の持つ性情のうちで最も強いものは、他人に認められることを渇望する気持ちである」

 これは、アメリカの哲学者であるウィリアム・ジェームズの言葉です。この言葉にあるように、人は褒められるのが大好きです。自分の才能や成果を認めてくれる人に対して、無意識に「自分を分かってくれている」と好意を抱くもの。なので、人のいいところを見つけてそれを相手に伝えるという行為は、人間関係においての有効なコミュニケーション手法になります。

 また、最近では、仕事のストレスを解消させるカギとして「(誰かが)自分の仕事を認めてくれること」を挙げる若手社員が増加中だといいます。彼らは、褒められることで自分の存在を確認しているようです。

 実際に、「上司はもっと部下を褒めるべきだよね」と、多くのビジネスパーソンは褒めることの効用に気付き始めています。ですから、私の知人でもある祐川京子さんが書かれた『ほめ言葉ハンドブック』が大ベストセラーになったのでしょう。

 ちなみに本書は、褒める相手や状況、目的に合わせた「正しいほめ方」を解説。褒め言葉が見つけにくい「成績が悪い部下」、仕事内容はまだまだ未熟な「若手社員」、プライドを傷つけないよう配慮が必要な「年上の部下」などを、どんな風に褒めると効果的か。また、外見・行動を褒めるとき、能力・人間関係を褒めるときにはどんな言葉がふさわしいか、など使える実例が数多く紹介されています。

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高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]

1964年生まれ。同志社大学卒業後、リクルート入社。リクルートで6年間連続トップセールスに輝き、「伝説のトップセールスマン」として社内外から注目される。そのセールス手法をまとめた『営業マンは心理学者』(PHP研究所)は、10万部を超えるベストセラーとなった。 その後、情報誌『アントレ』の立ち上げに関わり、事業部長、編集長、転職事業の事業部長などを歴任。2005年、リクルート退社。人事戦略コンサルティング会社「セレブレイン」を創業。企業の人事評価制度の構築・人材育成・人材紹介などの事業を展開している。そのなかで、数多くの会社の社内政治の動向や、そのなかで働く管理職の本音を取材してきた。 『上司につける薬』(講談社)、『新しい管理職のルール』(ダイヤモンド社)、『仕事の9割は世間話』(日経プレミアシリーズ)など著書多数。職場での“リアルな悩み”に答える、ダイヤモンド・オンラインの連載「イマドキ職場のギャップ解消法」は、常に高PVをはじき出している。
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