「くのいち」と呼ばれるのは恥ずかしいけど
「ガールズ」「チルドレン」よりマシ

――今回、木下さんは都議選に挑戦されるとのことですが、『くのいち』なんて呼ばれていますけど、どんな風に感じていますか。

きのした・ふみこ/1966年10月13日生まれ。「希望の塾」塾生、都民ファーストの会・都政改革委員(板橋区)。東京外国語大学卒業後(株)博報堂入社、14年で全国32のまちづくりを実践。元・内閣府男女共同参画局 政策企画調査官、元・内閣府地方創生人材派遣制度派遣者 (日本版シティマネージャー)1期生。好きなこと:まち歩き、食べ歩き。料理。 スキー。カラオケ。フラメンコ。働きながら、ひとり娘を育てるシングルマザー。

 実は私、そんな風に呼ばれていることは知らなかったのですが、恥ずかしいですね。でも、「小池ガールズ」とか「小池チルドレン」とか呼ばれるよりはずっといいと思います。というのも、小池都知事とともに「最前線に立って戦う」というニュアンスがあるからです。

――木下さんは『希望の塾』の選考過程を経て今回、公認候補予定者となられたそうですが、もともと政治家志望だったのでしょうか。

 いえ、もともと政治家志望というわけではありませんでした。広告代理店の博報堂に勤務して入社27年目を迎えますが、多くの民間企業のキャンペーンや商品開発などを担当しました。小池知事が環境大臣の時代に弊社で担当させていただいた地球温暖化対策国民運動「クールビズ」をはじめ、企業・商品のブランディングのノウハウを地域に活かす地域ブランディングのプロジェクト「地ブランド」の立ち上げ等、本当に楽しくお仕事をさせていただきました。

――なぜ政治に関心を持たれたのですか。

 政治に関心を持つきっかけとなったのは、2012年から2年間、内閣府に出向する機会を得たからです。内閣府では女性の活躍促進の仕事に関わり、官僚の皆さんから、民間の視点、コミュニケーションのプロとしての意見を求められ、政策を企画立案したり、広報の責任者を務めたりしました。女性の活躍を進めるには"男性の意識を変えること"が必要ですが、これが本当に難しい。おだてて持ち上げる、情報開示を義務づけることで日本人特有の横並び意識を利用する、あの手この手を駆使しました(笑)。内閣府の原局で初めてフェイスブック発信もはじめました。ウチの局が始めたら、あれよあれよと他の局も始めましたね。クライアントさんの想いを世の中に伝えていく広告の仕事とは全く異なり、法律や予算で社会の仕組みやルールを変えていくということの重要さや面白さ、それを国民一人ひとりにわかりやすく伝えていくことの重要性を知って、自分も政治の世界に入りたいなと思うようになりました。