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見せれば即決!資料作成術
【第11回】 2017年5月30日
著者・コラム紹介バックナンバー
天野 暢子

即決される資料が必ずやっている「記号」の使い方

プレゼン資料の作り方がよくわからない、なかなか結果が出せない。そんな悩みはありませんか? これまで1000件超のプレゼン資料に接してきた天野暢子氏の最新刊『見せれば即決!資料作成術』の中から、相手のOKを引き出すプロのテクニックをご紹介します。

記号を使えば瞬時に伝わり、
字数が減る

 テレビの世界ではテロップなどで日常的に使われているのに、一般的な資料ではほとんど活用されていない表現方法の1つが記号です。記号1つだけで意味が直感できるので、字数の削減には大活躍します。字数が少ないと紙面もスッキリして一石二鳥なのです。

 代表的なものは矢印です。矢印といってもWordやPowerPointの[挿入][図形]から引く[矢印]ではなく、[記号と特殊文字]のほうの矢印です。増えた、上昇を「↑」で、下がった、低下を「↓」で記すような表現です。「増えた」は3字ですが「↑」は1字。2字の削減に成功しますし、これなら漢字が読めない外国人や子どもも直感できますね。

 この上下の矢印に2色の色をつけるなら何色がいいのでしょうか?

 日本のマスコミのうち、色が見せられるテレビやウェブサイトでは「数値のプラスは赤」「数値のマイナスは青」が使われています。簿記や会計では金銭のマイナスは赤字で記入しますが、その逆になっています。

 日本経済は日経平均という指標が株価の目安になっています。日経の発表データはすべて「+が赤」「-が青」になっているのです。それにならって各社とも色を合わせていると推測されます。すると、金融系の資料では特に見慣れた色で矢印記号を見せるほうが効果的です。

 上下だけでなく、横向きの矢印も「1年前は80kg → 60kg」のように使えば、「その後、こうなった」という意味合いを持たせられます。「スタジオYZ × 田中ヨーコ」でコラボレーション関係が、「 世界に一つだけの花」で曲名であることが、「NY Z 東京」で衛星生中継という意味合いが、「 マヨネーズ」でトッピングであることが伝わります。

 字数が減る分、よりダイレクトに伝わるようになるのです。

ビフォー・アフター!
記号を活用して意味を直感させる

(毎週火曜日・金曜日に公開予定)

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