ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
脳疲労が消える最高の休息法
【第4回】 2017年5月19日
著者・コラム紹介バックナンバー
久賀谷 亮

乾癬、吹き出物、乾燥肌…「○○しながら瞑想」が美容に効くメカニズムとは?

1
nextpage

睡眠、美容、子育て、集中力、ダイエット、禁煙、老化……など、幅広い有効性が認められているマインドフルネス。これを日本で最も広めたベストセラー『最高の休息法』に「医師監修の特別音源CD」を付属した実践編が登場した。その名も『脳疲労が消える 最高の休息法[CDブック]』――。その一部をご紹介しよう。

マインドフルネスで美人になる!?

――先日、モデルの道端アンジェリカさんが、自身のインスタグラムにすっぴんの写真を公開し、長年にわたって「乾癬(かんせん)」という肌の慢性疾患を患っていると告白したことが話題になりました。「肌が汚い」などとSNSに中傷コメントを書き込まれたため、この持病に対する理解を求めての投稿だったそうです。マインドフルネスは乾癬や美容などにも効果があると聞いたのですが本当でしょうか?

マインドフルネスの効果というと、どうしても集中力の向上とか感情コントロールといったことを考えがちですが、実際にはかなり幅広い分野で効果があることがわかってきています。

 「マインドフルネスの父」とも言われるマサチューセッツ大学メディカルスクールのジョン・カバット=ジンの研究では、マインドフルネスのセッションを8週間にわたって行った結果、乾癬の患者さんの回復スピードが見事に促進されました*01。

遺伝子レベルで皮膚の代謝スピードが変わったというデータもあります*02。少なくとも、免疫系が強化されることはわかっていますので、キズの治りなどは早くなると言えます。

これは言い換えれば、肌や髪の毛、爪などに対しても、マインドフルネスには好ましい影響が期待できるということ。肌再生のサイクルが早まれば、肌が美しく保たれるようになります。

また、ストレスホルモンの分泌を減らす効果も知られていますから、そこから来る間接的な美容効果も期待できます*03。

ストレスホルモンは、皮脂の産生量を増やしたり、肌の乾燥を促進させたり、自律神経のバランスを崩したりする原因。マインドフルネスによってストレスホルモン分泌が抑えられれば、過剰な皮脂による吹き出ものが減ったり、乾燥肌がうるおいを取り戻したり、脱毛が抑えられたりといったことは、十分考えられます。

さらに、自律神経を整える働きを考えると、月経前症候群(PMS)の一連の症状、痛みや疲れ、倦怠感やイライラなどが改善されることもあり得ます*04。

マインドフルネスは美しさにも効く―─これは美容に気を遣っている多くの女性には(もちろん男性にも)朗報でしょう。

*01) Kabat-Zinn, Jon, et al. (1998) “Influence of a mindfulness meditation-based stress reduction intervention on rates of skin clearing in patients with moderate to severe psoriasis undergoing photo therapy (UVB) and photochemotherapy (PUVA).” Psychosomatic Medicine 60.5: 625-632.
*02) Epel, E. S., et al. (2016) “Meditation and vacation effects have an impact on disease-associated molecular phenotypes.”  Translational psychiatry 6.8: e880.
*03) Sanada, Kenji, et al. (2016) “Effects of Mindfulness-Based Interventions on Salivary Cortisol in Healthy Adults: A Meta-Analytical Review.” Frontiers in Physiology 7.
*04) Tang, Yi-Yuan, et al. (2009) “Central and autonomic nervous system interaction is altered by short-term meditation.” Proceedings of the National Academy of Sciences 106.22: 8865-8870.
1
nextpage
スペシャル・インフォメーションPR
ダイヤモンド・オンライン 関連記事
人工知能はどのようにして 「名人」を超えたのか?

人工知能はどのようにして 「名人」を超えたのか?

山本 一成 著

定価(税込):本体1,500円+税   発行年月:2017年5月

<内容紹介>
最強の将棋AIポナンザの開発者が超重要技術、「機械学習」「深層学習」「強化学習」を解説。そのうえで「知能とは何か」という問への回答を示す意欲作です。自らの手で人工知能を創り、将棋名人と並ぶまでに成長させてきた著者が腹落ちしたことだけを書いているので、世界一やさしく面白い人工知能の本になっています。

本を購入する
ダイヤモンド社の電子書籍

(POSデータ調べ、5/7~5/13)



久賀谷 亮(くがや・あきら)

医師(日・米医師免許)/医学博士
イェール大学医学部精神神経科卒業。
アメリカ神経精神医学会認定医。アメリカ精神医学会会員。
日本で臨床および精神薬理の研究に取り組んだあと、
イェール大学で先端脳科学研究に携わり、
臨床医としてアメリカ屈指の精神医療の現場に8年間にわたり従事する。
そのほか、ロングビーチ・メンタルクリニック常勤医、ハーバーUCLA非常勤医など。

2010年、ロサンゼルスにて「TransHope Medical」を開業。
同院長として、マインドフルネス認知療法やTMS磁気治療など、
最先端の治療を取り入れた診療を展開中。
臨床医として日米で25年以上のキャリアを持つ。

脳科学や薬物療法の研究分野では、
2年連続で「Lustman Award」(イェール大学精神医学関連の学術賞)、
「NARSAD Young Investigator Grant」(神経生物学の優秀若手研究者向け賞)を受賞。
主著・共著合わせて50以上の論文があるほか、学会発表も多数。趣味はトライアスロン。


脳疲労が消える最高の休息法

【大反響!シリーズ20万部突破!!】いちばん売れてるマインドフルネス本に「CDブック」が登場!! 「世界一受けたい授業」に出演した米国医師が監修した「特別音源」を聞くだけで、脳の疲れが消えていく……スポーツ界・芸能界でも実践者続々!! 睡眠・美容・子育て・勉強・ダイエット・運動・老い…あらゆる面で効果を実感する、最強の科学的メソッド!

「脳疲労が消える最高の休息法」

⇒バックナンバー一覧