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地球横断手術も夢ではない
実績を積み上げることが先決
手術ロボット「ダ・ヴィンチ」【下】

井手ゆきえ [医学ライター],-週刊ダイヤモンド編集部-
【第50回】

※手術ロボット「ダ・ヴィンチ」【上】 はこちら

 もともと戦地で負傷した兵士を遠隔操作で治療する技術として開発されたロボット手術だが、医療用機器として認可された後もそれへの期待は高かった。2001年、実際に光ファイバーの海底ケーブルを通し米国‐フランス間で行われた大陸間横断の胆嚢手術では、当時「ダ・ヴィンチ」と優劣を競っていた「ゼウス」という手術ロボットで世界初のミッションを完遂している。大西洋単独無着陸横断飛行を成功させたC・リンドバーグにちなみ“リンドバーグ手術”と呼ばれる大陸間横断術はしかし、通信の安全性確保が難しいことから、臨床応用には至っていない。

 ただダ・ヴィンチの製造元ではすでに、通信衛星による遠隔操作を視野に入れたシステムが完成しているという。将来は大陸間横断どころか地球の反対側の国や地域を結び、遠隔手術が行われるかもしれない。このほか、救急災害時の手術や複数の場所に散らばる専門医によるチーム医療などへの応用に大きな期待が寄せられている。

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井手ゆきえ [医学ライター]

医学ライター。NPO法人日本医学ジャーナリスト協会正会員。証券、IT関連の業界紙編集記者を経て、なぜか医学、生命科学分野に魅せられ、ここを安住の地と定める。ナラティブ(物語)とサイエンスの融合をこころざし、2006年よりフリーランス。一般向けにネット媒体、週刊/月刊誌、そのほか医療者向け媒体にて執筆中。生命体の秩序だった静謐さにくらべ人間は埒もないと嘆息しつつ、ひまさえあれば、医学雑誌と時代小説に読み耽っている。

 

週刊ダイヤモンド編集部


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