介護業界の常識を覆し、ITと営業マインドを取り入れて成長を遂げるケアリッツ・アンド・パートナーズ。夜勤はなく、効率的な労務管理と正社員中心の体制で高いサービス品質を実現。働く人が主役となる「社員ファーストな環境」の職場づくりを進めている。

「介護×IT」で業界に旋風。若手が躍動する職場を実現ケアリッツ・アンド・パートナーズ
宮本剛宏(たけひろ) 代表取締役社長

 2008年の設立以来、訪問介護を主力とし、介護事業全般を展開している。ケアリッツ・アンド・パートナーズの特徴は「介護×IT」というビジネスモデルを訪問介護に導入した点にある。この戦略によって介護業界に旋風を巻き起こし、現在は東京都内の事業所数で第1位(※1)、全国でも第2位(※2)の規模へと成長した。売上高も順調に推移している(下図参照)。

 創業者である宮本剛宏(たけひろ)社長は、こう語る。

「会社を立ち上げたのは、介護業界の非効率さと低賃金に課題を感じたからです。前職がITコンサルだったので、ITによる効率化で利益を生み、それを社員の給与に還元して業界トップクラスの待遇を実現できる会社をつくろうと考え、まずは業界で1位になるという具体的な目標を掲げました」

※1 ウエスティ・コンサルティング 2023年度「東京都における『訪問介護事業』の法人別事業所数及び成長力実態調査」より
※2 ウエスティ・コンサルティング 2023年度「全国の『訪問介護事業』を運営する法人別HP 掲載事業所数調査」より