ダイヤモンド社のビジネス情報サイト

震災から3ヵ月、結婚願望は直後より半減?
冷静になった今こそ結婚相手に求める「新たな条件」

小川 たまか
【第32回】 2011年6月28日
著者・コラム紹介バックナンバー

 婚約指輪の売れ行き増など、震災後に「結婚」を意識し始める人が増えたことはすでに報じられている通り。しかし、震災から時間が経つにつれて、結婚相手に求める条件も少し変わりつつあるようだ。震災から約3ヵ月後に大手婚活サイト「youbride(ユーブライド)」が会員に実施した調査では、これまで結婚相手に求めるものとして定番だった条件が、ベスト3から外れたことがわかった。震災後にランク外になった条件、そして新たにランクインした条件とは?

 調査は6月3日~6日にかけて、インターネットで実施。対象は同サイトの会員500人(男性303人、女性197人)。

男性は「外見」で選ぶ人が激減、
女性では「頼りがい」がランクイン

 まず、男性が女性に求める条件を見てみよう。震災前、男性が女性に求める条件のベスト3は「性格」(23.7%)、「外見」(18.3%)、「価値観」(18.3%)だった。これが震災後3ヵ月の段階では、「性格」(27.3%)、「価値観」(21.2%)、「家事力」(10.3%)。「外見」がランク外となり、代わりに「家事力」がランクインした。

 女性の場合、震災前のベスト3は「価値観」(20.5%)、「年収」(19.7%)、「性格」(18.1%)。震災後3ヵ月では「性格」(19.5%)、「頼りがい」(19.0%)、「年収」(18.2%)に。トップだった「価値観」がランク外となり、代わりに「頼りがい」がランクインした。

 回答者からは「人生のパートナーを欲しい気持ちがよりいっそう高くなっている」(男性)「家族の絆にあこがれを感じた。1人でいるのが不安なので家族を持ちたい」(男性)、「また震災がいつ起きるかわからないから、パートナーと助け合いたい」(女性)「頼れるパートナーがほしいと思った。今は、そのような存在がいないので」(女性)などのコメントが寄せられたという。

 震災後の危機意識が如実に表れた結果となったが、男性と女性で「相手に何があれば安心と感じるか」が違うことが読み取れる。

生活リズムの回復により
「結構願望急増」の揺り戻しも!?

 また、調査によれば、震災直後に急増した結婚への意欲が、3ヵ月経って大分落ち着いてきているという。

 震災直後、男性は27.4%、女性は36.9%が「結婚したい気持ちが強くなった」と回答したが、3ヵ月後の今回は、男性が15.7%、女性が17.3%とほぼ半減。「震災直後よりも、将来について冷静に考えるようになった」「震災から時間が経つにつれて、震災前の生活リズムに戻りつつある」などのコメントからは、震災直後の急激な不安を経ての揺り戻しが感じられる。

 震災後、結婚観や価値観が変わった人は少なくないはず。あなたの周囲では、いかがだろうか。

(プレスラボ 小川たまか)


この記事に関連した読者調査の投票結果を見る
(投票期間は終了しています。)

関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事


ザ・世論~日本人の気持ち~

価値観が多様化し、隣の人の考えでさえ分かりづらい現代。注目のテーマについて、みんながどう考えているか気になるところだろう。この連載では様々な統計、調査結果等を取り上げ、その背景にあるトレンドや人々の意識を分析。現代の「日本人の気持ち」=「世論」を探っていく。

「ザ・世論~日本人の気持ち~」

⇒バックナンバー一覧