あなたは毎年、何冊の本を読んでいるのだろうか。もし読まなくなったとしたら、その理由に気づいているだろうか。筆者は、これまで年間読書数が5冊程度だったが、いまでは100冊読むほどだという。本記事では、習慣的に本を読む生活に変わる8つのポイントが明かされる。


 あなたは、本をどのくらい読んでいるだろうか?

 私はといえば、大人になってからというもの、年にせいぜい5冊程度しか読んでこなかった。長い休暇のときに2冊ほど、あとはベッドのサイドテーブルに置いた数冊を、何ヵ月もかけて少しずつ読む程度だった。

 しかし、昨年は自分でも驚いたことに、50冊読んだ。今年は、いまのペースなら100冊はいけそうだ。生活のあらゆる面でこれまでになくクリエイティブに生きていると感じる。自分がより興味深い人物になったと思え、より良い父親になったと感じ、書く文章量も劇的に増えた。読書のペースが速くなったことが、さまざまな分野で良い連鎖反応を起こしているのだ。

 どうしてもっと早くそうしなかったのか、後悔している。

 なぜ、20年も待ったのだろう。

 いまの時代、「広く浅く」調べるのは簡単だが、深く掘り下げるのは難しい。そのため、読書のペースを急激に高めた要因が何だったかを見極めるのに、少し時間がかかった。いずれにせよ、本を読むスピードが上がったわけではない。どちらかというと、私は本を読むのがとても遅い。

 では、普段の暮らしでどうしたら読書量を増やせるか。私自身の経験に基づいてアドバイスしてみたい。