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サマータイムは消費を押し上げる救世主!?
節電で生まれる“アーリータイム市場”とは何か

岩崎剛幸 [船井総合研究所 上席コンサルタント]
【第74回】 2011年7月4日
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 夏の電力使用制限が7月1日から始まりました。関東・東北地方だけでなく、全国的に節電を意識した生活スタイル、“節電ワークスタイル”へと変化しそうです。

 節電ワークスタイルの中でもっとも注目されている取り組みが、サマータイムの導入でしょう。一部の企業では、すでにサマータイムを本格的に導入し始めています。私も先日、ある雑誌のインタビューでサマータイムについてお話させていただきました。

 世間の関心が高まっているサマータイム。これによって生まれる新しい市場とはどんなものでしょうか。今回は、サマータイムが生み出すさまざまな市場への効果について考えてみたいと思います。

「サマータイム」とは何か

 まず、「サマータイム制度」とは、どんなものなのでしょうか。

 これは夏の間、太陽が出ている時間が他の季節に比べて長いことを利用して、現行の時間に1時間加えた時間帯で生活をしようという考え方です。簡単に言えば、時計を1時間進めて昼の時間を長くするという制度です。

 サマータイムは欧米を中心に世界の約70ヵ国で実施されているといいます。日本では夏時間、サマータイムという言い方が一般的ですが、英語では、Daylight Saving Time(DST)と呼ばれることが多いようです。

 この制度を導入することにより活動時間が長くなり、これまでできなかったことに時間を使え、余暇を楽しむことができ、さらに照明や冷房の省エネ対策としても期待されています。

 また今回は、「節電」という明確な目標があるため、もう1つの取り組みにも注目が集まっています。それが「平日ホリデー」です。休日を土・日から平日の月・火などに変更するというものです。

 このように、各企業は既に節電ワークスタイルを本格的に進め始めています。

 今のところサマータイムや平日ホリデーなどの節電ワークスタイルを導入すると発表している(一部公式発表ではないものも含む)企業は以下のようになります。

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岩崎剛幸 [船井総合研究所 上席コンサルタント]

平成3年、株式会社船井総合研究所入社。現在、同社、上席コンサルタント。「戦略は思いに従う」を信条にファッションを専門分野として、現在では百貨店、アパレルメーカー、SPA専門店を中心としたアパレル、流通小売業のコンサルティングに従事している。現場支援と通算2,000回を超える講演活動により、情熱に満ち溢れた企業づくりにまい進している。テレビ出演、雑誌、新聞などへの執筆も数多く、コメンテーターとしての活動にも注目が集まっている。この数年のコンサルティングテーマは「永続するための企業ブランド戦略づくり」。社員が誇れる会社を作るためのコンサルティングに全力を注いでいる。
最新著の『超繁盛店のツボとコツがゼッタイにわかる本』や『コンサルタントの「お仕事」と「正体」がよーくわかる本ー本当のところどうなの? 本音がわかる! 仕事がわかる!』(共に秀和システム)などがある。

【関連サイト】「丸の内ではたらく情熱コンサルタントのブログ」


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