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健康食生活

コレステロールの蓄積を減らし
動脈硬化を防ぐ

植木もも子 [料理研究家・管理栄養士・国際薬膳師]
【第8回】 2011年7月7日
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 動脈硬化症は、動脈壁にコレステロールが沈着して壁の弾力性が衰え、もろくなる疾患。発症は中年以後に多く、血流障害を伴い、進行すると動脈瘤ができます。最悪の場合は瘤が破裂して死に至ることもある怖い病気です。動脈硬化を防ぐには、日々の運動と、食事に野菜を取り入れることが欠かせません。

 野菜は、食物繊維が豊富で腸からの脂肪の吸収を防ぐアブラナ科のブロッコリー、キャベツ、ケールなどがおすすめ。小松菜に含まれるアミノ酸は、コレステロールを排出する胆汁酸に働き、コレステロールの蓄積を抑えるといわれています。ビタミンEや、野菜、果物に含まれるポリフェノールはコレステロールの酸化を防ぎ、大豆製品に含まれるレシチン、大豆サポニンは、血管壁にコレステロールが付着するのを防ぎます。また、血栓を防ぐには、青魚に多く含まれる不飽和脂肪酸のEPA、DHAの摂取が効果的。

 最近では、食べ方も重要といわれています。まず箸をつけるのは、色の濃い野菜、根菜類、きのこ類、海藻類など。主菜は貝類、青背の魚を中心に、大豆製品も取り入れて。サラダのドレッシングは、不飽和脂肪酸のオレイン酸(コレステロールを下げる働きがある)が豊富なオリーブ油を使って。脂身の多い肉類、チーズ、バターなどの乳製品は極力減らしますが、無理なら、食事の前に青汁、無添加野菜ジュース、トマト、納豆などを食べるようにしましょう。

 さらに、毎日20~30分歩くなど、運動を続けることも大切です。

食物繊維の豊富なキクラゲと高血栓作用のあるセロリをキンピラ風に
撮影/中川真理子

●動脈硬化を予防する セロリとキクラゲのキンピラ風
 
材料(2人分):
セロリ1本、乾燥キクラゲ5g、赤唐辛子1本、オリーブ油大さじ1強、酒大さじ1、醤油小さじ1、塩小さじ1/4
 
作り方:
①乾燥キクラゲは水で戻して硬い部分を取る。セロリは茎を縦半分、根元を3~4等分して斜め薄切りに。
②オリーブ油でセロリを炒め、色が鮮やかになったらキクラゲを加えて炒め、キクラゲがパチパチ跳ねたら小口切りした赤唐辛子を加えて炒める。
③酒、塩を加えて混ぜ合わせ、醤油を回しかけて混ぜる。

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植木もも子 [料理研究家・管理栄養士・国際薬膳師]

健やか料理研究家、管理栄養士、国際中医師・国際中医薬膳管理師。
遼寧中医薬大学付属日本中医薬学院の薬膳講師を務める。原宿にて薬膳と栄養学双方を取りいれた美味しい季節の料理教室と初心者のための男性料理教室を主宰。企業、レストランなどの健康メニューの提案、開発等を手掛ける。NHKテレビテキスト『きれいの魔法』にて、「きれいになる薬膳レシピ」好評連載中。近著『夜九時ご飯』(新星出版社)『欝に効く、食べ物、食べ方。作りかた』共著(保健同人社)『毎日作らないおかずの手帳』日東書院など
「毎日の食事が人生を作る」「美味しく!楽しく!健康に!」をモットーに活動中
HP  http://www.peachtreekitchen.jp


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おいしい食事のあとは、満腹感より満足感が強いですよね。私たちの体は、毎日の食事から摂取した栄養でできています。この連載では、健康を保つための食事のとり方をご紹介します。体が喜ぶ食生活を考えていきましょう。

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