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新聞記事から学ぶ経営の理論
【第11回】 2011年7月13日
著者・コラム紹介バックナンバー
渋井正浩 [エムエス研修企画 代表取締役]

AKB48の次の展開は、演歌系デュオか?
アンゾフの成長マトリックスで、大胆予想!

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「商品」として、いまだ成長段階のAKB48

 6月に行われた「第3回AKB48選抜総選挙」は、投票総数が昨年から一気に3倍増の116万票となりました。また、最近のシングルCDの発売枚数も100万枚を超えており、一部の熱烈なファンに支えられていたAKB48が、それ以外のライトなファンを取り込んでいることが、この数字に表れているといっていいでしょう。

 このAKB48がマーケティングの観点から現在どのような状況にあるのか、さらに今後成長、発展していくためには、どんな商品をどんな市場に投入していけばいいのかを大胆に予想してみたいと思います。

 AKB48が活動を開始したのは、今から6年前の2005年のことです。当初は一部の熱烈なファンの心はつかみましたが、やや話題先行的な部分も見受けられました。ところが昨年の第2回選抜総選挙あたりから一般での認知度も高まり、10月に発売したシングルCDで初めての100万枚のセールスを記録。メンバーのCM、TV、映画などでの露出も増え、国民的な女性アイドルグループに成長しています。

 このAKB48の誕生から現在までをマーケティングの「プロダクト・ライフサイクル(Product Life Cycle=PLC)」で分析してみます。PLCとは、どのような商品も、導入期→成長期→成熟期→衰退期という4つの段階を経ることを示し、その段階に適応したマーケティング戦略の重要性を指摘するものです。これは、商品が市場に投入されてから時間の経過とともに売上を伸ばし、徐々に衰退していく過程をモデル化したものです。

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渋井正浩 [エムエス研修企画 代表取締役]

1988年東北大学経済学部卒業、協和銀行(現りそな銀行)入社。主に本社にて法人向け融資審査を担当。2005年りそな銀行を退職し、エムエス研修企画入社。現在は主に企業向けの人事研修コンサルティング、研修コンテンツ作成を中心に活動中。
ホームページ: http://www.womanf.co.jp/
ブログ: http://ameblo.jp/sibuyanohiro/
 


新聞記事から学ぶ経営の理論

経営理論は、具体的な例とともに覚えるのがもっとも効果的。本連載では、新聞や経済誌の記事を題材にし、コトラーやポーターなどの著名な経営理論を解説します。経営理論は難しいと思っていた人でも、目から鱗です。また何気なく読んでいた記事が意味するところも、より深くわかるようになります。

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