具体的には、以下のような振る舞いがおじさんっぽさを象徴するようである。

「咳やくしゃみなどの音は基本でかいですよね。たまに痰を『カーッ』とやって静かになり、『あれ?今の痰はどこにいきましたか?』みたいな。ものを食べるときにいやに大きい音を立てたりというのもおじさんっぽい。

 トイレで小用を足してるときに屁をこくのも、おじさんらしいおじさんの特徴です。鼻毛や耳毛が未処理のままボーボーに生えているのを見ると『やっぱりおじさんだからなあ』という諦めにも似た気分にさせられる」

 Cさんは「同じことでもおじさんがやるのと若い人がやるのでは意味合いが違う」と指摘する。

「おじさんになると『靴を脱ぎたい』といったような、いろいろな生理的欲求が強くなってくる。しかしそこをグッとこらえてスマートに生きることが、おじさんへのリスペクトを取り戻す唯一の道だと思っています」

 スマートなおじさんたるには相応の努力が必要であり、世の「おじさんらしいおじさん」たちは体の欲求に屈してデリカシーをなくした男性の成れの果て、といえるのかもしれない。

EXILE風に色黒で金髪頭
痛々しい若づくりおじさん

 広告代理店に勤務する46歳の既婚男性Dさん。職場は社風もあって勤務服の自由度が高い。社員は皆それぞれの個性を発揮した洒落者であるが、そういった職場に身を置いているがゆえに「老いに抗うおじさん」を目にする機会も多いそうだ。