周囲から見て「困った人」とレッテルを貼られやすいバブル世代の“バブルさん”、ゆとり世代の“ゆとりちゃん”。当連載では、そんな2つの世代を対象に、 就職氷河期世代の“氷河期くん”(またはその他の世代)が会社の人間関係をどううまく対処すべきなのかを研究していく。親愛なるバブルさん、ゆとりちゃん、どうか温かい目で見守って欲しい。そして同志である氷河期くんには、ぜひ考え方の合わない上司&部下に対処するときに、参考にしていただきたい。

と、まあ、真剣な文面で始まっておりますが、本日のゆとりちゃんの取材を行ったのは東京の最高気温が連日30℃を越える日。世間慣れしていないゆとりちゃんの論点がよく分からない話を聞いていると、脳が溶けて思考能力がなくなってしまいそうだったが、そこをぐっとこらえて話を聞きに行くことにした。

<今回のゆとりちゃん>
佐藤ゆみなさん(仮名)
年齢:22歳(1989年生まれ)
最終学歴:短大卒
業種:フリーター(カフェでアルバイト)
出身:東京都世田谷区
現在の住まい:東京都世田谷区(実家住まい)
婚姻:独身
家族構成:父、母、姉2人、本人。(末っ子)

「特に将来への不安はない」と語る
フリーターゆとりちゃんの“楽しみ”

――ではまず、自己紹介代わりに今のお仕事内容をお聞かせください。

 佐藤ゆみな、22歳です。

――“ユミナ”って漢字でどう書くんですか?

 漢字はないです。ひらがなで“ゆみな”です。

――なるほど。それでは職業は?

 就活戦線に加わる気力がなくて、そのままフリーターやってます。カフェでアルバイトをしながら生計を立てています。