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世界一熱いハーバード・ビジネススクールの素顔
【第3回】 2011年7月27日
著者・コラム紹介バックナンバー
児玉教仁 [グローバルアストロラインズ株式会社社長]

ハーバードMBAでのクラス対抗の駄菓子大食い選手権。その代表に選ばれた名誉が…。

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世界最高峰のMBAと言われるハーバード・ビジネススクールの素顔を紹介する本連載。今回は、クラス対抗の駄菓子選手権。クラス代表として出場することになった著者は、事前の対策と練習を万全にこなし当日を迎えたのだが…。

教室はまるで日本の小学校のよう。
そして、クラス対抗戦が行われる

 毎年ハーバード・ビジネススクールに入学する約900人の生徒は10個の「セクション」(日本でいうクラス)に分けられる。したがって1セクション90人の学級ができる。1年目の授業はすべて必修科目で、同じメンバーで毎日授業を受ける。さらに学生は年間を通じて同じ席に座らされ、自分の目の前に自分の名前を大きく書いたプレート(名札)を置かされる。「セクション」はまるで小学校の学級みたいだ。

 この学校の授業はすべてディスカッション形式で行われる。教授はクラスの議論の方向を決める水先案内人(ファシリテイター)に徹して、なんと教授は直接的には何も教えようとしない。学生が教授に質問しても、「私に聞かれても困る。誰かわかる人」と他の学生に質問を答えさせる。つまり、生徒同士がお互いの知識や考えを発言することにより気づきあい、教えあい、一緒になって学んでいくのだ。

 そんな独特な学び舎で最も大事なことはなにか。それは90人のセクション員がクラスの中ではベローンとパンツを脱いで自らの考えや時には恥ずかしい体験までをも正直に、そして積極的に共有していくことにある。

 そして、その授業を支えるために必要なことは90人が滅茶苦茶仲がよくなる、ということなのだ。

 したがって、学校自体も主体となって強烈に「セクション仲良し化」計画に取り組む。いろいろな会食や催し物を創り出すだけでなく、他のセクションと競い合わせることにより自らのセクションへの愛を高めさせる。

 そんな数あるセクションの絆を深めるイベントの一つが「セクション・オリンピック」だ。その名の通り、団体競技やさまざまな面白競争をセクション対抗で戦い抜くのだ。

 かなり白熱して、相当な熱を持って取り組まれる。

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児玉教仁 [グローバルアストロラインズ株式会社社長]

『パンツを脱ぐ勇気――世界一“熱い”ハーバードMBA留学記』著者。

1972年生まれ。静岡県出身。清水東高校を卒業後、1年半アルバイトで学費を稼ぎ1992年に初渡米。ウィリアム・アンド・メアリー大学を卒業。1997年三菱商事株式会社へ入社。2004年ハーバード・ビジネス・スクール入学。06年ハーバードMBA取得後、三菱商事に帰任。2011年同社を退社、国際社会で活躍できる人材の育成を目指したベンチャー企業、グローバルアストロラインズ株式会社を立ち上げる。URL=http://globalastrolines.com

児玉教仁
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世界一熱いハーバード・ビジネススクールの素顔

世界最高峰のMBAと言われるハーバード・ビジネススクール。そこは世界的エリートの養成機関とも呼ばれ、桁外れの秀才たちが集まる。しかし、ハーバード・ビジネススクールに集まる人たちは単に頭がいいだけではない。知的な好奇心はもちろん、なみなみならぬエネルギーと生命力をもった熱き人間の巣窟なのだ。『パンツを脱ぐ勇気――世界一“熱い”ハーバードMBA留学記』の著者が5回にわたり、彼らの熱きエピソードを紹介する。

「世界一熱いハーバード・ビジネススクールの素顔」

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