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金融のプロに騙されない等身大の資産作り

期待リターンは維持したままに
リスクだけを低減できるのが分散投資のスゴさ

水瀬ケンイチ
【第3回】 2011年8月4日
著者・コラム紹介バックナンバー
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将来の不確実性を定義するのがリスク
大儲けの可能性がある商品は危険度も高い!?

 第2回のコラムの最後で、リスクのお話が出ました。

 でも、そもそも、リスクって何でしょうか?普段、私たちが生活やビジネスのなかで使うリスクという言葉は、「危険」や「危険度」といったようなマイナスの意味を持っています。「リスクを避けろ」というように使われています。

 でも、面白いことに、金融の世界ではリスクの定義が少し違います。金融の世界では、リスクとは、「将来の結果の不確実さ」のことを表します。

 将来の結果の不確実さという意味では、損する方向だけでなく、儲かる方向にも当てはまります。リスクとは、損するマイナスの可能性であると同時に、得をするプラスの可能性でもあるのです。

 例えば、定期預金は予め金利が決まっているので、将来の結果の不確実性はとても低い(予めリターンが決まっているので当たり前ですが)。これを「リスクが低い」と言います。

 それに対して、どこかの企業の株式は、一発当たれば大儲けできるかもしれないし、その企業が倒産して大損するかもしれないので、将来の結果の不確実性が高い。大儲けする場合も大損する場合も同じように、これを「リスクが高い」と言います。

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ブログ「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)」が有名。ネット証券各社や投信運用会社も注目する個人投資家。投資スタイルは、ほったらかしで楽ちんなインデックスファンド・ETFを中心にした国際分散投資。昨年、山崎元さんとの共著で『ほったらかし投資術』(朝日新書)を上梓。


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インデックス投資家であり、ネット証券や運用会社も注目する有名ブロガーの水瀬ケンイチ氏による連載。個人投資家ならではの視点で、金融機関に騙されない普通の人のための普通の人によるインデックス投資の方法を解説します

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