ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
健康食生活

弱りがちな胃腸をバテさせない
“夏の食べ方”のコツ

植木もも子 [料理研究家・管理栄養士・国際薬膳師]
【第9回】 2011年8月4日
著者・コラム紹介バックナンバー

 夏バテの原因の一つに、冷たい食べ物の取り過ぎによる胃腸の機能低下が挙げられます。冷えためん類で食事を済ませることの多い夏は、胃が冷やされて働きが低下するうえに、栄養不足も重なり、倦怠感が抜けません。今回は、胃の働きを活性化する食材と“夏の食べ方”のコツを考えます。

 暑い時期の食べ方として、注意したい組み合わせは「冷たいビールと焼き肉」。消化の悪い肉の脂を、冷たいビールと一緒に取ってしまうと、さらに消化が悪くなります。冷えたビールを飲みたいときは、温かい料理と組み合わせるなど、消化のよさと、胃を冷やさない食べ方が大切。

 また、夏場の発汗でビタミンB1が失われると疲労物質がたまり、胃腸の消化力、吸収能力が衰えます。ビタミンB1を多く含む、豚肉、枝豆、ゴマは、夏に欠かせない食材。特に豚肉は、南国沖縄の郷土食には必ず登場する、夏を乗り切る健康食材です。体の熱を下げる効果もあるので意識して取るようにしましょう。

 食欲がなくなったときは、胃に働いて、食欲を回復させるトマトがおすすめ。なるべく、冷やさずに常温で食べましょう。すりおろしたタマネギのドレッシングをかければ、タマネギとトマトの好相性でビタミンB1の吸収率を高めてくれます。

 それでも気力が出ないと感じるときは、消化のいいお粥やスープを。疲れを取るにはタンパク質が欠かせません。胃腸が元気になったら、カツオ、ウナギ、ドジョウなどを食べて、スタミナを補給することもお忘れなく。

キュウリと豆腐で熱を取り、赤ピーマンと豚肉、ゴマでビタミン補給
撮影/中川真理子

●夏バテを予防する キュウリと豚肉の白和え風
 
材料(2人分):
豚ロースしゃぶしゃぶ用100g、酒大さじ1、赤ピーマン1個、キュウリ1本、豆腐1/2丁、【A】(すりゴマ大さじ1、オリーブ油大さじ1、塩小さじ1/4、醤油小さじ1、黒こしょう少々)
 
作り方:
①豚肉に酒を振り、ゆでて冷水に取り冷ます。赤ピーマンは千切り、キュウリは斜め薄切りにし、塩少々でもむ。
②豆腐を泡だて器でクリーム状にし、【A】を加え混ぜる。
③①の冷ました豚肉を食べやすい幅に切り、水気を切った野菜と②に加えて混ぜ合わせる。

関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

植木もも子 [料理研究家・管理栄養士・国際薬膳師]

健やか料理研究家、管理栄養士、国際中医師・国際中医薬膳管理師。
遼寧中医薬大学付属日本中医薬学院の薬膳講師を務める。原宿にて薬膳と栄養学双方を取りいれた美味しい季節の料理教室と初心者のための男性料理教室を主宰。企業、レストランなどの健康メニューの提案、開発等を手掛ける。NHKテレビテキスト『きれいの魔法』にて、「きれいになる薬膳レシピ」好評連載中。近著『夜九時ご飯』(新星出版社)『欝に効く、食べ物、食べ方。作りかた』共著(保健同人社)『毎日作らないおかずの手帳』日東書院など
「毎日の食事が人生を作る」「美味しく!楽しく!健康に!」をモットーに活動中
HP  http://www.peachtreekitchen.jp


健康食生活

おいしい食事のあとは、満腹感より満足感が強いですよね。私たちの体は、毎日の食事から摂取した栄養でできています。この連載では、健康を保つための食事のとり方をご紹介します。体が喜ぶ食生活を考えていきましょう。

「健康食生活」

⇒バックナンバー一覧