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脳トレよりダイエットが効果アリ?
「低カロリー食で記憶力向上」の意外な事実

――“飢え”は、人間を“賢く”する?

清野仁與 [エディター]
【第11回】

 あなたが「記憶力を良くしたい」と望んでいるのなら、そして「お腹の脂肪がちょっと気になる・・・」と思っているなら、食事のカロリーを減らしたダイエットをすることを真剣に検討してみる価値があるようです。

 実際に、3ヵ月間、摂取カロリーを減らした低カロリーの食事を続けた人々で、体重の減少に加えて、記憶力もかなり向上した、というちょっと驚かされる研究報告がありました。

“ダイエット”をすることは、“脳”のためにも良いことであるようです。

寿命が30%も延びる?
「腹七分目」の食事でアンチエイジンク

 食事の摂取カロリーを制限することがもたらす効果に関心が集まっています。この食事は、寿命をかなり延ばして、加齢関連の病気の発症を遅らせるかもしれないと示唆する研究成果が蓄積されているからです。

 この「カロリー制限」または「カロリーリストリクション」と呼ばれる食事法は、必要な栄養を確保しながら摂取カロリーを通常の65~70パーセントに抑えるというものです。いってみれば腹八分目ならぬ「腹七分目」の食事です。コレステロール値、中性脂肪値を下げ、血圧の上昇を防ぎ、体脂肪を減らし、糖尿病のリスクを低下させることがわかっています。

 摂取カロリーを制限することで、長寿遺伝子として知られるSIRT1が活性化します。実際に、動物の研究で、長期の摂取カロリーの制限によって、寿命が約30パーセントも延びることが明らかになっています。

 この長寿効果は、人間でも期待できるようです。健康的低カロリー食を続けている米国のある団体のメンバーを対象とした研究で、通常より摂取カロリーを減らした食事を6年間続けた人々は、なんと心臓の年齢が15歳も若いことが確認されたのです。

 この食事には、アルツハイマー病の予防と、記憶力を高める作用があることも、動物での研究で示されています。

“飢餓状態”が脳を活性化?
体重が減るほど「記憶力」が向上

 そして、先日、この食事法は、人間でも、記憶力を高めることが報告されました。

 ドイツのミュンスター大学のアグネス・フロエル博士らは、普通から太りすぎの体重をもつ中年の50人の男女に、3ヵ月間、「摂取カロリーを制限した食事」か、「脳に良い脂肪(不飽和脂肪酸)をたくさん摂取する食事」か、「通常の食事」をしてもらい、これらの食事期間の前後で記憶力を評価しました。

 摂取カロリーを制限したグループは、ビタミンなどの栄養素はバランスよくをとりながら、摂取カロリーを通常より30パーセント減らした食事をしました。

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清野 仁與 [エディター]

福島県生まれ。日本女子大学住居学科卒業・同大学院修士課程修了。卒業後、インテリア・住宅関係の雑誌、および建築、住宅、インテリア関連書籍、写真集、一般書などの編集に携わる。体調をこわしたことを契機に健康に関心をもち、健康関係にフィールドを広げて執筆も始める。ウェブサイト(アライブ!サプリメントカフェ)で最新の健康情報を発信している。


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