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株で勝つ習慣
【第6回】 2017年8月9日
著者・コラム紹介バックナンバー
岡本昌巳

個人投資家でもできる!
IR担当者への超カンタン取材術

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投資をするなら、個人投資家でもIR担当者に取材をしたほうがいい。でも、何を聞いたらいいのだろうか『40年稼ぎ続ける投資のプロの株で勝つ習慣』の著者であり、取材のプロである岡本昌巳氏に、誰でも簡単にできる取材法を聞いた。

ネタは『会社四季報』と「決算短信」
「叩き台となる言葉」があると質問しやすい

 個人投資家の「IR担当者への電話取材」はお奨めだ。投資家のために企業のIR担当部署は働いている。彼らの仕事が増えれば、企業のIRもさらに強化されるだろうし、彼らも個人投資家のさまざまな意見を汲み取れるようになり、IRもさらに改善されるだろう。

 ただ、そうはいっても、電話取材に慣れている個人投資家は少ないだろうし、電話することに大きなストレスを感じる人も多いだろう。取材のプロとして初歩的なテクニックをお教えする。

「叩き台となる言葉」があると質問がしやすい。例えば、『会社四季報』に出ているコメントを叩き台にする。

 「四季報には『○○』と書いてありますが、具体的な内容をもっと詳しく教えてください」「『四季報に配当性向5割がメド』と書いてありますが、今期の配当性向予想は4割です。増配の可能性が高いということですか」といった質問をすればいい。ただし、これだけでは質問がぶつ切りで終わってしまう傾向がある。

 叩き台といえば、決算短信もいい叩き台になる

 「決算短信を読みますと、(1)今期は30%営業増益見通しを出していますが、部門ごとの収益予想を教えてください。(2)『今後の見通し』に『新製品攻勢をかけるとともに、積極的なM&A、提携戦略を取っていく』と出ていますが、具体的にどんな期待の新製品があるのか、M&A、提携戦略は、とくにどの事業分野で進めて行くのか、具体的な案件はあるのか教えてください。(3)『会社の対処すべき課題』に『季節的に収益が変動する不安定な収益体質を改善すること』と書いてありますが、具体的にはどういった施策を講じるのでしょうか」などと質問する。

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    岡本昌巳(おかもと・まさみ)

    1957年、東京都生まれ。82年に証券専門紙「株式市場新聞」に記者として入社。上場企業担当の経済部、証券会社担当の市場部で18年間、数々のスクープを連発。2000年に経済ライターとして独立。以降、新聞、雑誌、ネットで株情報や投資関係の記事を配信するとともに、継続的に株式セミナーを開催。とくに独自の銘柄発掘能力について高い評価を得ている。株の世界で40年近く活動しているため、幅広い人脈を有する。プロの投資家、仕手筋、ブローカー、投資顧問、証券マン、ストラテジスト、アナリスト、運用者、証券・経済マスコミ、プロの経営者、企業の広報担当・研究所員、学会関係者・大学教授など、多方面の「プロ」と交流があり、さまざまなノウハウやスキルを吸収している。アメーバブログでも情報を配信中(「今日の岡本」http://ameblo.jp/okamoto-blog/)

     


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