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株で勝つ習慣
【第2回】 2017年7月26日
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岡本昌巳

投資判断でプロが頼りにする指標は○○だった!

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株の世界にいる一流のプロは、どんな状況でも通用する考え方や相場の習慣を身につけている。『40年稼ぎ続ける投資のプロの株で勝つ習慣』の著者・岡本昌巳氏に「投資判断でプロが頼りにする指標は何か?」をこっそり聞いた。

業績進捗率の高い銘柄を狙う

 相場の流れに乗る材料テーマ銘柄とともに、三角保ち合い形成など買いやすいチャートになったときに推奨しているのが「業績進捗率の高い銘柄」である。

 通期経常利益予想が10億円の企業が第3四半期ですでに12億円を達成していたら、業績進捗率は120%。よほどのアクシデントが起きない限り、通期業績が上方修正される可能性が高い。

 利益が出たら、来期以降の収益拡大のために先行投資を前倒しして利益を圧縮する場合もあるが(決算短信を読むと、予想以上の利益が出た場合、先行投資増加に充てると書いてあるケースも多い)、それはそれで来期以降が楽しみであるから取り上げる価値はある。

 なお、営業利益と経常利益のどちらを重視するかとよく聞かれるが、為替が安定しているときは、本業の利益を表す営業利益為替が振れているときは、内需関連は営業利益外需比率が高いところは為替差益・差損が出やすいので経常利益を軸に見ている。ただ、あまりナーバスに考える必要はない。

 業績進捗率を見るサイトとして重宝しているのは、ヤフーファイナンスの「株予報」だ。東証1部上場のアイフィスジャパンが提供しているサイトで、個人的には最もお世話になっているサイトの1つだ。

 私は毎日、「株予報」で、決算発表を受けて出した各社の業績進捗率の数字を見て、高い業績進捗率の銘柄をノートにピックアップしている。

 2011年の東日本大震災以降、業績進捗率の高いセクターとしては、ゼネコン、食品、医薬品、運送、電鉄、介護などがあげられる。そのほか、五輪を含めたインフラ整備、生活必需品、高齢化関連、アマゾンを含めた物流活発化など、時代を映したものが素直に顔を出している。

 自動車、電機、機械、精密など外需関連は、為替や景気循環に素直に左右される傾向がある。

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    岡本昌巳(おかもと・まさみ)

    1957年、東京都生まれ。82年に証券専門紙「株式市場新聞」に記者として入社。上場企業担当の経済部、証券会社担当の市場部で18年間、数々のスクープを連発。2000年に経済ライターとして独立。以降、新聞、雑誌、ネットで株情報や投資関係の記事を配信するとともに、継続的に株式セミナーを開催。とくに独自の銘柄発掘能力について高い評価を得ている。株の世界で40年近く活動しているため、幅広い人脈を有する。プロの投資家、仕手筋、ブローカー、投資顧問、証券マン、ストラテジスト、アナリスト、運用者、証券・経済マスコミ、プロの経営者、企業の広報担当・研究所員、学会関係者・大学教授など、多方面の「プロ」と交流があり、さまざまなノウハウやスキルを吸収している。アメーバブログでも情報を配信中(「今日の岡本」http://ameblo.jp/okamoto-blog/)

     


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