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結束力 バラバラな職場を一つにまとめる
【第6回】 2011年9月12日
著者・コラム紹介バックナンバー
荻阪哲雄 [株式会社チェンジ・アーティスト代表取締役社長]

信頼のベースを築く、わずか3秒でできること

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「声かけ」は、信頼づくりの特効薬

 【信頼関係】を築くことは、人間関係の基本です。なかなか簡単には築けないものですが、あっという間に失われてしまいます。信頼は、結束力を高めるためのベースとなるものです。ただ「信頼関係を築こう!」とスローガンを掲げても、信頼は生まれるものではありません。まずは、わずか3秒でできる行動から始めてみましょう。

●声をかける
  信頼をつくるために、誰にでもできる行動。それは、「声をかける」ことです。あなたのチームで、いま、声をかけ合っているメンバーは何人いますか。メンバーの状況をよく理解していないと、声はかけづらいものです。一人ひとりが仕事を抱えて、個々に完結しているような職場では、ろくに声もかけず、みんな黙って仕事をしていることが多くなります。

 ちゃんとした返事があってもなくても、リーダーがメンバーの表情を見て声をかけ続けることで、結束力の結び目となる効果が生まれます。メンバーは「リーダーが見ている」「気にかけている」「つながっている」と感じるようになります。「声かけ」は信頼づくりの特効薬なのです。

●「おはよう」は、情報を引き出す
  誰でもかんたんに声をかけることができ、当たり前で恥ずかしくもない方法があります。それは、挨拶です。

 「おはよう。今月は数字が下がっているけど、新規の顧客件数が増加しているね」
するとメンバーから「おはようございます。数字が悪いので言い出しづらかったのですが、新規の開拓に力を入れています」と言葉が返ってくるかもしれません。

 挨拶がきっかけで、ちょっとした情報が、即時に行き交うチームになれば、チームの持つ情報が増え、情報は知識となり、やがてチームならではの知恵となって発揮されるようになります。こうした関係が生まれると、チームとして目標に向かっていく力となっていきます。

●メンバーを「さん」づけで呼ぶ
  挨拶するにしても、またチーム内の会話を増やすため声をかけていくときも、お互いに名前、そして「さん」づけで呼び合うことを意識してください。このとき、呼びかけやすい人ばかりに呼びかけるのも、慎みたいことです。むしろ呼びかけにくい人にも意識して声をかけることが重要です。

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荻阪哲雄 [株式会社チェンジ・アーティスト代表取締役社長]

株式会社チェンジ・アーティスト代表取締役社長。職場結束力コンサルタント。1963年、東京・浅草生まれ。警視庁勤務時、硬直化した体質に疑問を持ち、組織変革コンサルタントを志す。ベンチャー企業、経営研究所を経て、1994年、組織風土改革コンサルティングファーム、スコラ・コンサルトの創業期に参画。№1コンサルタントとして活躍後、パートナーに就任。2007年、組織の結束力を高める独自メソッドを確立して、チェンジ・アーティストを設立。著書に『結束力の強化書』がある。


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