働き方改革で自らの仕事のやり方も一変したというサイボウズの青野社長が、どうしても言っておきたいこととは?

もともとは、バリバリの長時間労働体質だったというサイボウズ株式会社の青野慶久社長。今、働き方を一変した立場から思うことは何か、そしてこれからの日本の働き方はどうあるべきか。前編に続き、株式会社ワーク・ライフバランスの小室淑恵社長と存分に語り合った。(まとめ/アスラン編集スタジオ 渡辺稔大、撮影/東原昇平)

政府がまず変わらないと

青野 面白いことがあったんです。安倍総理が働き方改革って1年くらい前に言い出して、そのために有識者会議が開かれることになり、それにうちの社員が呼ばれたんです。たぶん総理の周りの人が、絶対失敗しちゃいけないと思って念には念を入れて仕事したんでしょうね。金曜日の18時過ぎに、「今日中に返事くださいって」いうメールが来たんですよ。待て!と、それや、と。

小室 働き方改革の件で18時以降にメールという……。

青野 今日中に返せって。笑うにもほどがある。

小室 それ、いつものようにツイッターで拡散しておきました?

青野 とりあえずスクリーンショット残して、いつでも出せるようにしてあります(笑)。

僕だったら、違うやり方を選ぶ

小室 さて、前編で2005年に働き方改革に舵を切ったと伺いましたが、それまでの青野さんご自身の働き方はどんな感じだったんでしょうか。

青野 ひどかったですよ。布団の中にタブレットを持ち込んで、まぶたが落ちるまで働いていましたから。それを気持ちいい、格好いいと思う自分がいたんです。

小室 最新の脳科学的にいうと最悪な寝方です(笑)。ブルーライトは睡眠の質を下げることが明らかになっているんですよ。

青野 どうりで平日の昼間、眠かったわけですね。