ダイワボウ情報システムは、売上高1兆円超を誇る国内最大級のITディストリビューター。パソコンやソフトウェア、クラウドサービスなど、社会のさまざまな現場のデジタル化を支えている。変化を楽しみ、挑戦を恐れず、新たな価値をつくり出している。
ダイワボウ情報システム松本裕之 代表取締役社長
ダイワボウ情報システム(DIS)は、世界約1500社からIT関連商品を調達し、全国約1万9000社の販売パートナーを通じて企業や学校へ届けているディストリビューターである。
国内最大級の規模を持つDISの松本裕之社長は、“仕事”についてこう語る。
「“仕事”は楽しくなきゃいけないと思います。もし嫌だなと思う仕事があっても、どうすればそれを楽しくできるかを考えるのが本当の仕事です。夢や目標をかなえていくその過程こそが、楽しい仕事だと思っています」
「変化を楽しもう」
という企業文化
DISは「走りつつ考えよう」「変化を楽しもう」といった前向きな言葉を社訓に掲げ、全国の営業網を通じて地域課題の解決に取り組んできた。
「そこで『DISわぁるど』というICTイベントを各地で開き、最新技術を体験できる場を設けています。2024年は長崎、25年は山形で実施し、各回4000人以上が来場しました。街全体がIT関係者で埋まるほどの盛況となり、地域の活性化にお役に立てたのではと自負しています」と語る松本社長。地域の声を直接聞ける営業体制が同社の強みであり、顧客の立場で“困り事”に寄り添う姿勢が信頼を生む。
さらに、学校や教育機関向けには工学や数学、芸術などを横断的に学ぶSTEAM(スティーム)教育の環境づくりを支援。インテルが進める「STEAM Lab」(最新デジタル機器を備えた学習空間)の実証研究にも参加している。
業績は好調だ。25年3月期決算は売上高1兆1000億円を突破し、26年3月期も大幅な増収を見込む。
