内閣改造で急降下した支持率回復を狙った安倍政権だが、一方でその「受け皿」になるべき野党第一党、民進党への支持も集まらない。民主党政権時代に外相や国家戦略担当相などを務め、民進党の次世代のリーダーの一人である玄葉光一郎・衆院決算行政監視委員長に、その理由や今後の民進党の進むべき道などについて聞いた。(聞き手/ダイヤモンド・オンライン特任編集委員 西井泰之)

──「安倍一強」と言われるまで、自民党が大手を振るうのを許してきた理由についてどのように考えますか。

 理由は三つあると思っています。まず一つは、北朝鮮の武力挑発や、中国の海洋進出といった動きが、タカ派である安倍政権にとって追い風となったことがあります。二つ目は、株価の高値が続き、経済が一見、順調に見えてきたことでしょう。そして三つ目は、民主党やメディアを直接攻撃する安倍首相のストレートな物言いにあると思っています。

 特に三つ目に関しては、景気にしろ、政権運営にしろ、「混乱していた民主党政権時代よりマシ」といった、大人気ない露骨な言い方が、ある意味、国民の支持を得たのだと思います。民主党が選挙に惨敗して政権を降りた後、まるで溺れた犬を棒でたたくようなことを、国民が喝采したようなところがある印象です。