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「採用の神さま」のイマドキ日中就活ルポ 小畑重和

もはや日本人学生は期待されていない!?
企業が中国人採用に乗り出した本当の理由

小畑重和 [(株)トランセンド アジアHRプロジェクト顧問]
【第1回】 2011年9月30日
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 皆さん、はじめまして、こんにちは。採用稼業スタート30年前、自分で言うのも何やけど、人呼んで「採用の神さま」小畑重和と申します。52才です。

 1981年の内定者時代、当時無名な日本リクルートセンター(現・リクルート)で採用稼業をスタート。入社後、10年間、人事採用担当・責任者として、高成長期のリクルートの採用マンをしておりました。

 ボクが入社した後から年々採用人数も増え、社名も変わり、88年には1000名超の新卒採用を達成。89年にはリクルート事件のさなか、800名を超える採用を行っていました(その後の経歴は追々…)。

 そして、2009年からフリーランスとなり、去年からは中国の大学新卒者を日本企業へ紹介・採用する事業にも参戦しています。

 そうした経歴を踏まえまして、今回から、日本と中国の「就活」について記事を書かせていただくことになりました。

 ボクは、研究者やジャーナリストではないので、就活を常にウォッチして、データを示したり、全体の傾向を俯瞰した解説が出来るわけではありません。ですが、自分が関わっている、または関わってきた部分で、ボクが感じる就活の問題や意見などをこれから話していきたいと思います。よろしくお願いします。

 その前に。

 「去年から中国人学生の採用を手伝ってんねん」って話をすると、

 「もう(企業は)、日本人に期待してないんですか?」
 「どんな会社が採りに来るんですか?」
 「やっぱり中国人の方が優秀なんですか?」
 「すぐやめたり、給料で動いたり、ロイヤリティ(忠誠心や愛着)、全然ないんでしょ?」とか、とか、とか、矢継ぎ早に聞かれることが多いですわ。

 あっ、ちょっと関西弁になってきましたけど、ご容赦下さい。

 そのあたりの質問に、先に答えときますね。

中国人学生採用の3つのパターン

 「中国人学生の採用」と言っても、いろいろありますよね。ありますよねって、言うか、あるんです(笑) 。おおまかに言えば、以下3パターンに分かれます。

 まず、①日本での中国人留学生採用

 これも間違いなく、中国人新卒採用ですよね。去年あたりから中国人留学生に限らず、留学生採用の動きがより活発になってきている気がします。特に、店舗・販売系で、日本語が話せる留学生のニーズをよく聞きます。

 震災・原発で、海外からの観光客数がダウンしていますが、今後、日本が観光立国を目指す観点からも、ますます増えていくと思いますね。実際、中国人も日本に旅行をしに来たがっていますもん。北海道も人気やし…そうそう、シンガポールでも北海道が人気って聞いたな。この点も、今年、ちょっと意識してウォッチして行こうかなって思っています!

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小畑重和 [(株)トランセンド アジアHRプロジェクト顧問]

1959年京都市生まれ。82年京都大学法学部卒。同年リクルート入社。入社後、10年間、人事採用担当・責任者として、高成長期のリクルー トの採用をささえる。キャリアスクール「i-Company」校長、リクルートエージ ェントの採用部長を経て、現在、主に北京で中国人大学生を採用する(株)トランセンド AHRP事業顧問。公式サイトhttp://obatashigekazu.net/


「採用の神さま」のイマドキ日中就活ルポ 小畑重和

「第二次就職氷河期」と呼ばれ、学生たちの就職難が問題視されている日本。その一方で、中国進出やグローバル化を視野に入れた多くの企業が熱い視線を寄せるのが中国の学生だ。本連載では、これから一層注目を集める中国の就活事情を明らかにするとともに、日本人の学生が彼らに負けないための処方箋を探る。

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