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イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司

転職市場復活で再びブーム到来の可能性も!
それでも終身雇用を望むイマドキ若手の事情とは

高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]
【第51回】 2011年10月3日
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 「2人に1人が転職経験者」と言われるように、もはや転職が当たり前の時代となりました。しかし、ここ最近では会社を変えることに慎重なビジネスパーソンが増えてきているようです。

 リーマンショックに伴う経済危機や3.11東日本大震災で景気が低迷していた日本の転職市場も、2012年以降は大きく活性化し、買い手市場になると言われています。それでも転職希望者は増えないのでしょうか。また、これまでは景気と連動して増減してきた転職希望者に何か変化は起きているのでしょうか。今回は、その実態に切り込んでいきたいと思います。

1年間の転職者数はなんと300万人
堂々と転職する人が増加中!

 「工場長、お世話になりました。来月からは、新しい職場で頑張ります」

 こう明るく挨拶し、職場を去るのは、食品メーカーに勤務して3年目のGさんです。

 Gさんはある日の帰宅後、ふいに思い立って自宅のパソコンから転職サイトに登録。するとすぐに、「あなたにぴったりの仕事があります」とスカウトメールが飛び込んできました。

 多少は興味本位で登録したのですが、気持ちがグラッと動きました。1週間ほど悩んだものの、思い切って応募。するとトントン拍子で面接を重ねて内定が出ました。

 そこで早速、

 「転職することにしました。来月末で会社を辞めさせていただきます」

 と、相談ではなく、“報告”として上司にその旨を伝えました。

 それから大慌てで会社から引き留めがあったものの、決意は固いものがありました。結局、Gさんの意向通りに翌月末で退社。1ヵ月の有給休暇を経て、転職することになりました。

 ちなみに転職先はネット広告の代理店で、オフォスは地方の工場から渋谷のど真ん中に大移動。Gさんは職場環境が大きく変わることが相当うれしいようです。「これまでの職場は工場の事務室。しかも若手は自分だけ。これ以上、この環境で過ごすことに耐えられなかったので飛び出しました」とのことでした。

 退職にあたって、はっきりと転職先まで伝えての堂々とした姿に上司は少々驚きを感じました。なぜなら、昔は、「実家の父が病気なので看病のために(地元へ)帰ります」や、「自分の可能性を試したいので海外に留学します」などといった、偽りの理由で会社側へ退職を理解させる社員が大半だったからです。

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高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]

1964年生まれ。同志社大学卒業後、リクルート入社。リクルートで6年間連続トップセールスに輝き、「伝説のトップセールスマン」として社内外から注目される。そのセールス手法をまとめた『営業マンは心理学者』(PHP研究所)は、10万部を超えるベストセラーとなった。 その後、情報誌『アントレ』の立ち上げに関わり、事業部長、編集長、転職事業の事業部長などを歴任。2005年、リクルート退社。人事戦略コンサルティング会社「セレブレイン」を創業。企業の人事評価制度の構築・人材育成・人材紹介などの事業を展開している。そのなかで、数多くの会社の社内政治の動向や、そのなかで働く管理職の本音を取材してきた。 『上司につける薬』(講談社)、『新しい管理職のルール』(ダイヤモンド社)、『仕事の9割は世間話』(日経プレミアシリーズ)など著書多数。職場での“リアルな悩み”に答える、ダイヤモンド・オンラインの連載「イマドキ職場のギャップ解消法」は、常に高PVをはじき出している。
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