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カイゼン!思考力

確率論で言えば…――ギャンブラーの誤謬の誤謬

嶋田 毅 [グロービス 出版局長兼編集長、GLOBIS.JP編集顧問]
【第67回】 2011年10月7日
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陥りがちな思考の罠に迫る「カイゼン!思考力」。今回は、「ギャンブラーの誤謬の誤謬」を取り上げる。

――問題です

 以下のAさんの問題は何か。

 Aさんは友人に誘われてとある非公認カジノに行った(ここではそのことの法的、倫理的な是非はいったん措く)。サイコロの目を当てるという単純なゲームだが、本日のゲームの開始時点から、40回ゲームが行われ、出た目は以下のようになっているという。

1:0回
2:9回
3:7回
4:9回
5:7回
6:8回

 Aさんはこう考えた。「こういう時、素人は、そろそろ1の目が出ると考えて1に張っちゃうんだよな。でも、サイコロは常にどの目が出る確率も6分の1。そういう考え方はばかげている。ここは時計の秒針の数字でいこう。パッと時計を見て、その瞬間に、秒針が0秒から10秒の間なら1、10秒から20秒の間なら2…、ということでいくか。さて、どうだ。おっと、今7.3秒だから、1か。まあ、1が出る確率も6分の1だから、まずは1に張ろう」

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嶋田 毅 [グロービス 出版局長兼編集長、GLOBIS.JP編集顧問]

東京大学大学院理学系研究科修士課程修了。戦略系コンサルティングファーム、外資系メーカーを経てグロービスに入社、主に出版、カリキュラム設計、コンテンツ開発、ライセンシングなどを担当する。現在は出版、情報発信を担当。累計120万部を超えるベストセラー「グロービスMBAシリーズ」や、「グロービスの実感するMBAシリーズ」のプロデューサーも務める。
グロービス経営大学院や企業研修においてビジネスプラン、事業創造、管理会計、定量分析、経営戦略、マーケティングなどの講師も務める。また、オンライン経営情報誌 GLOBIS.JPなどで、さまざまな情報発信活動を行っている。


カイゼン!思考力

ビジネスパーソンが日常生活やビジネスの現場で陥りがちな思考の罠。そんな罠になぜ人ははまってしまうのか――。その謎と罠に陥らない方法に迫ります。

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