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今週の音盤=心のビタミン ビジネス・パーソンのための音楽案内

【マイルス・デイビス「天国への七つの階段」】
ジャズの歴史を変えた運命の出会い
それは代役探しから始まった

小栗勘太郎 [音楽愛好家]
【第3回】 2011年10月13日
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 人生において真に語る価値のある事は多くは無い。

 それでも、人との出会いは、大いに語りたい事の一つだ。邂逅という素敵な言葉もある。運命の出会いは人生を変える力を持つ。それは、幸運の扉を開くこともあるし、不運を呼び込んでしまうことだってある。

 ビジネスの現場は、日々、出会いに満ちている。

 人事異動で新しい上司や同僚や部下と出会う。新しいプロジェクトの立ち上げで新しいビジネス・パートナーと出会い、新規の顧客開拓で素敵なお得意さんが生まれることもある。新しい出会いには、トキメキがあって刺激がある。

 だから、出会いの瞬間は大切にしなければならない。

 出会った時の印象が全てを決めることだってある。ファースト・インプレッションがラスト・インプレッションになって、一巻の終わりということもある。一目惚れで永遠の愛が始まるように、一瞬にして、強力なビジネス・パートナーが誕生することだってある。

 例えば、ラリー・ペイジがセルゲイ・ブリンと出会ったことでグーグルが始まった。天才的な二人ではあったが、未だスタンフォード大学の大学院生で、全く無名のミスター・ノーボディー同士だった。

 さて、ビジネスの現場で起こっていることは、音楽の現場でも起こっている。

 日々、我こそはと自らの才能に自負を持つミュージシャンが、生き馬の目を抜くように競い合う。昨日の成功体験に安住してしまうと、明日には時代遅れになってしまいかねない。前衛の矜持を胸に、新しい響きを追求しなければ時代に取り残される。

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小栗勘太郎 [音楽愛好家]

1958年生まれ、牡羊座のB型。某国立大学卒、米国滞在5年。公僕を生業とする音楽愛好家。著書は『音楽ダイアリーsideA』 『同sideB』(西日本新聞社)。『毎日フォーラム』誌にて「歴史の中の音楽」を連載中。


今週の音盤=心のビタミン ビジネス・パーソンのための音楽案内

ビジネス・パーソンは日夜、現場で闘って、日々、喜怒哀楽を感じる。実は音楽の現場も同じだ。だって、音楽もビジネスも、所詮、生身の人間が作る、極めて人間くさい営みだから。音楽には妙な薀蓄など不要かもしれないが、音楽が生まれる時には物語がある。それを知って聴けば、喜びが倍になり、悲しみが半分になるかもしれない。毎週1枚、心のビタミンになるような音盤を綴ります。

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