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すかいらーくが外資ファンド傘下に
業界再編の呼び水となるか

週刊ダイヤモンド編集部
2011年10月14日
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 かつての外食産業の雄、すかいらーくのオーナーが再び変わる。

 米大手ファンドのベインキャピタルが、投資会社の野村プリンシパル・ファイナンスなどから、すかいらーくを約2600億円で買収する模様だ。

 すかいらーくは1970年に創業の老舗のファミリーレストラン。かつては外食業界でトップの売上を誇っていた。しかし、大量出店した店舗の老朽化や業態の陳腐化などで客離れが進み、2006年度に最終赤字に転落。

 06年に、野村プリンシパル・ファイナンスなどが2500億円で買収。その後、500億円の追加増資を行い、財務基盤を改善し、不採算店を閉鎖するなど経営を再建してきた。

 実は、3月11日の東日本大震災前にはすでに、3000億円程度でベインが買収すると見られていた。ところが、そこに震災が発生。さらに、9月にはすかいらーくが運営する「ガスト」で、赤痢による食中毒騒動が起きてしまう。

 9月末に自粛していた120店舗の営業を再開。10月に入り、ようやく話がまとまったようだ。

 現在、外食産業で上場している企業の時価総額を純利益で割ると、平均18倍程度。今回の買収金額が2600億円ならば、144億円程度の純利益を出せる企業に再建していく必要がある。

 すかいらーくの2010年12月期の売上高は3431億円。仮に現在の売上高で純利益144億円を達成すると、売上高比で4%。ファミレス業界の高収益企業サイゼリヤの場合8%で、その半分程度の収益性は実現しなければいけない。

 すかいらーくでは、不採算店の閉鎖も進んでいるうえに、「ファミリーレストラン業界の客数は底を打ちはじめていて、反転の兆しがある」(ファミレス関係者)という。

 そこに、効果的な広告投入やブランド戦略の展開を行えば、上記の収益性を実現する可能性はあるだろう。

 日本では、ハンバーガーチェーンにくらべ、ファミリーレストラン企業は、テレビ広告等をあまり打たず、ブランド確立が上手くないといわれている。一方、新たにオーナーとなるベインは、海外の外食企業も買収し再建を手がけてきた。海外外食企業の再建で得たマーケティングのノウハウを投入すれば、すかいらーくが再び成長路線に戻ることは「不可能ではない」(業界関係者)のだ。

 経営危機に陥ったとはいえ、すかいらーくは日本の老舗外食企業であり、「人材と設備は未だ高いレベルがある」という他社評もある。

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