みなさんは、スマホを壊してしまったことはあるだろうか。うっかり落として画面が割れた。水に濡らしてしまった。そんな経験をした人は少なくないはず。
スマホに限らず、家電製品のメーカー保証は、たいてい1年で期限が切れる。しかも適用されるのは自然故障のみ。破損や水没は保証の対象外とされている。家電量販店が独自に設けている「延長保証」もあるが、こちらも破損や水没は保証の対象外である。
となると修理をするしかないのだが、これがかなり高額である。iPhone8の場合、アップルに修理を依頼すると、画面割れで1万7800円、その他の損傷は3万8800円になる。ネットで調べてみると、格安で修理を請け負う業者も多いが、正規の店ではないのでトラブルが少なくない。用心が必要だ。
私たちの生活には、パソコンやスマホ、カメラ、プリンターなどデジタル家電が増え続けている。当然ながらその分、保証にかかる出費も増え続けている。
そんな厄介な問題を解決しようというサービスが、10月に登場する。「Warrantee Now(ワランティナウ)」という家電専門の損害保険。日本初のInsurtech(インシュラテック)サービスである。インシュラテックとは、インシュアランス(保険)とテクノロジーを合わせた言葉だ。
Warrantee Nowの特徴はいくつかある。まずはオンラインで保険に加入することができ、待機期間がない点だ。加入時にスマホで撮影した対象製品の写真を送り、壊れていないかなどのチェックを受ければ、すぐに保険に加入できる。故障時の請求もすべてオンライン上で行えるので、これまでのように、紙の保証書を探す必要はない。