「一寸先は闇」が政治の世界
半年間の活動が一瞬でパーに

――率直に「希望の党」の登場について、どう思いますか。

「解散されて選挙を目の前に突きつけられると、新党ができたり、政界再編が起きるのは当然あり得る話です。『政治の世界は、一寸先は闇』だということは、短い経験ながらわかっていたつもりです。今回の野党再編は大きなものでしたが、そこまで驚いてはいません。起きるべくして起きたと考えています。

 希望の党については、民進党との協議のプロセスを内部から見ていた身としては、信頼するに値しない政党だなと実感しています。都民ファーストの代表を退いたと思ったら国政政党の代表になったり、マネジメントが独裁的すぎるように感じます」

――とはいえ、大阪から民進党が候補を出さない、というのはかなりの誤算だったのでは?これまでの活動が一瞬でパーになったわけで、いきなりハシゴを外されたわけですよね。

「確かにそうですね。希望の党が維新と組んだ時は、ハシゴ外し的な感じは受けました。ただ、これだけは言っておきたいのですが、『立憲民主党で出る多くの仲間は希望の党から出られないので、仕方なく立憲民主党で出るのではない』ということです。

 希望の党は、当初はダイバーシティ、原発反対、夫婦別姓などの政策を掲げ、自民党の対抗軸としてある程度は期待していました。ところが、『排除』などという言葉を使った一連のプロセスを見て『これは全く期待に値しない』と考えたのです」

――多くの「政党サーファー」たちが希望の党へ流入しているが、同じように流入したいとは思わなかったのでしょうか。

「繰り返しになりますが、希望の党が安倍政権と拮抗し得る勢力になるのであれば、当然、自分もその一員として戦いたいという気持ちはありました。だから、希望の党がどういう政策を出してくるか待っていたんですね。

 上述したとおり、ダイバーシティ、原発反対、夫婦別姓などについては共感できた半面、コアな政策が出てこない上、安全保障に対する考え方など、『違うな』、というところが見えてきました。だから、私は立憲民主党から出馬することにしたのです」