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「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」はもう古い!?
アニメもゲームも“日本離れ”する中国の子どもたち

山谷剛史 [フリーランスライター]
2011年10月26日
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中学生以上はまだしも、
ひとケタ年齢層は日本アニメを見ない!?

 中国人に親しまれている日本のコンテンツというと、世界の「ドラえもん」や、訴訟沙汰が話題になった「クレヨンしんちゃん」などのアニメを思い浮かべる読者は多いだろう。だが中国のいまどきの子どもは日本の子ども向けアニメは見ない。「ドラえもん」すら、キャラクターとして認知されている程度にしか知られていない。

 「いやいや中国の若者はアニメを見るだろう、アニメ好きが転じて日本に興味を持ってくれているのだろう」という読者もいよう。ごもっとも。たしかに中学生・高校生以上の年齢層に「NARUTO」や「ワンピース」などのアニメは人気があるが、一方で多くのひとケタ年齢の子ども達たちにとって、日本のアニメに触れる機会はほとんどない。ちなみにアニメで日本に興味を持つのは、ざっくりいえば、「けいおん!」などの日本の深夜アニメを中国の動画サイトで見る層で、数でいうとアニメを見る若者の中のほんの一握りだ。

中国国産の子ども向けアニメ映画も続々登場
Photo by Takeshi Yamaya

 小さな子どもたちに人気のアニメは「喜羊羊与灰太狼(略称:喜羊羊)」。2年前に紹介したが、未だに根強い人気で、衰えるどころか、喜羊羊のキャラクターグッズはますます多く売られるようになっている。

 喜羊羊に続く、男の子にも女の子にも人気のアニメは出ていない。だが男の子向けには、「ウルトラマン」に取って代わる正義のヒーローが主役のコンテンツ「鎧甲勇士」が、女の子向けの「セーラームーン」の座には、闘う女の子が主役のコンテンツ「巴拉拉小魔仙」が登場している。

子ども向け玩具で人気商品を出す「奥飛(AULDEY)」
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 いずれも、仕掛けたのは「奥飛(AULDEY)」という模型を中心に展開する子ども向け玩具メーカー。動画コンテンツをリリースする一方で、キャラクターグッズもデパートやスーパーのおもちゃ売り場に幅広く展開することで、多くの子どもに知られるようになった。他にも奥飛は、ミニ四駆と同コンセプトのおもちゃや、ヨーヨーを題材にした独自のアニメを発表し、キャラクターグッズを展開、コンテンツの認知度を高めている。

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日本人の立場から中国のIT事情を紹介する。執筆の他、講演も行う。著書に「新しい中国人 ネットで団結する若者たち」(ソフトバンク新書)


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