ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
P&Gで学んだ世界一やさしいビジネス英語
【第4回】 2011年11月10日
著者・コラム紹介バックナンバー
高田 誠

気の利いた英文を書いてはいけない!
シンプルでわかりやすい文章を書こう

1
nextpage

英語を「書く」ことは、「聞く」「話す」ことよりも苦手意識がないかもしれない。「書く」ことは自分のペースでできる上に、目の前の相手もいないことから、プレッシャーもほとんどない。自分のコントロール下でできるので、コツさえつかめば、効果的なライティング方法は容易に身につく。今回は「書く技術」について覚えておくべきポイントをいくつか紹介する。

いきなり英文を書いてはいけない!
最初はポイントを箇条書きで書き出すこと

 英語でメールを書こうとすると、ちょっとしたメールでも、書いては消してを繰り返し、気がつけば何時間もたっていたということがあると思います。1行、2行と書いているうちに何を書けばいいのかわからなくなってしまったり、同じことを違う表現で何度も書いていたりして、なかなか思うようにいきません。本当に効率の悪い話です。

 そこで、1つ目のコツです。

 文章を書き始める前に、まず伝えたいことを箇条書きにします。その方法は第3回でご紹介した、トークシートと同じ要領です。

 書いているうちに混乱してしまうのは、そもそも自分が何を伝えたいのかが明確になっていないためです。英語ができる・できないの問題ではありません。

 一般的には、英語を書こうとするときに、まず日本語で下書きするのが普通かもしれません。確かに、日本語で下書きするのは、言いたいことを明確にできるという意味では効果的です。しかし、日本語を英語に翻訳することになるので、あまりお奨めしません。

 繰り返しになりますが、日本語を直訳するのは非常に困難です。翻訳したことで、複雑でわかりにくい英語になってしまう危険性が高いのです。

 下書きは、英語のキーワードと短い文章を箇条で書き出していくのがいいでしょう。文章を書くわけではありませんから、完成度を気にしないで要点のみを書き出します。

 具体的には、3行程度、行頭に1、2、3と番号をふり、伝えたいことを整理していきます。

 もしこの時点でまとまらなければ、まさに書く内容が決まっていないのですから、何度でも繰り返して書き直し、要点を確認します。

次のページ>> 下書きは3段階で書く
1
nextpage
スペシャル・インフォメーションPR
ダイヤモンド・オンライン 関連記事
自分の時間を取り戻そう

自分の時間を取り戻そう

ちきりん 著

定価(税込):本体1,500円+税   発行年月:2016年11月

<内容紹介>
生産性は、論理的思考と同じように、単なるスキルに止まらず価値観や判断軸ともなる重要なもの。しかし日本のホワイトカラー業務では無視され続け、それが意味のない長時間労働と日本経済低迷の一因となっています。そうした状況を打開するため、超人気ブロガーが生産性の重要性と上げ方を多数の事例とともに解説します。

本を購入する
ダイヤモンド社の電子書籍
(POSデータ調べ、11/20~11/26)


注目のトピックスPR


高田 誠 

1964年、群馬県生まれ。元P&Gジャパン広報渉外担当部長。1987年、東京理科大学卒業後、P&G入社。製品開発本部で日本、中国、グローバルプロジェクト担当後、広報渉外部でソーシャル・マーケティング、インフルエンサー・マーケティング、サステイナビリティ、企業広報に取り組む。英語がほとんど話せないながら、社内の公用語が英語で完全にグローバルなP&Gに入社。同社の英語研修で基本を学び、外国人の上司、同僚、部下との仕事上のやりとりで英語のコミュニケーションノウハウを習得。広報渉外部長として対外的なコミュニケーションも専門とする。2010年、P&G退社。現在、朝日サステイナビリティ・マネジメント代表取締役社長。人づくり、組織づくり、社会性とサステイナビリティをコンセプトにした企業支援などで活動。著書に『P&G式 伝える技術 徹底する力』(朝日新書)がある。


P&Gで学んだ世界一やさしいビジネス英語

仕事で必要な英語は、ネイティブのような表現力ではない。必要なのは、目的を伝え、同意をしながら進めていく能力。それには最低限の英語知識と外国人相手に意思を伝えるスキルがあればいい。理系出身で、まるで英語のできなかった著者がP&Gというグローバル企業に入って直面したのが「仕事で使える英語力」。すぐにでも英語で仕事をしなければいけない環境下で身につけたノウハウを公開する。必要なレベルは中学英語。少ない語彙力で相手にわからないことを聞きながら、理解し、合意していくという手法で、明日からでも実践できる。

「P&Gで学んだ世界一やさしいビジネス英語」

⇒バックナンバー一覧