外食チェーンはあの手この手で“胃袋”を奪い合っている。せっかく店でおなかを満たすなら、料理と共にそのビジネスモデルまで味わい尽くしたくはないか。『週刊ダイヤモンド』11月11日号の第1特集「味から儲けの仕組みまで 外食チェーン全格付け」の拡大版として、「週刊ダイヤモンド」と別テーマあるいは未掲載箇所をたっぷり盛り込んだ経営者たちのインタビューをお届けする。最終回は、マルチブランド戦略の下、コンセプトの異なる業態を数多く展開するDDホールディングス(ダイヤモンドダイニンググループの持ち株会社)の松村厚久社長に聞く。(『週刊ダイヤモンド』編集部 山本 輝)

スタッフによるよさこい節の披露や、火柱が立つ藁焼きのパフォーマンスで人気の「わらやき屋」

──「週刊ダイヤモンド」が実施した外食利用者アンケートでは、高知料理のわらやき屋に対する顧客満足率が高かった。

 絶対良いに決まっていますよ。“飲めや食べや”はどこの居酒屋でもある。わらやき屋は“歌えや踊れや”なんです。毎日、スタッフによるよさこい節の披露や、火柱が立つ藁焼きのパフォーマンスがある。人気が出るに決まっています。

──パフォーマンスが受けているということですか。

 そうです。数年前まで、うちはコンセプトレストランが多くて、店は面白いし楽しいけど、まずくてサービスが全然駄目だと言われ続けてきた。今はサービスも料理も改善しました。