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カイゼン!思考力

成功している人を真似ればOK?――軽率な模倣

嶋田 毅 [グロービス 出版局長兼編集長、GLOBIS.JP編集顧問]
【第74回】 2011年11月25日
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陥りがちな思考の罠に迫る「カイゼン!思考力」。今回は、「軽率な模倣」を取り上げる。

――問題です

 以下のAさんの問題は何か。

 Aさんはある中堅食品メーカーのプロダクトマネジャー。現在、シェア15%で業界第3位のブランド「X」のテコ入れについて検討をしている。

 「さて、どうすれば『X』をテコ入れができるかな。調査によると、現状の差別化ポイントである『フレッシュさ』では訴求力が弱いという結果が出ている。いま、うちはシェア3番手だけど、ナンバー1ブランドは『本物感』を打ち出しているし、ナンバー2ブランドは『老舗の味』を打ち出している。どちらも言ってみれば『正統派』ということを前面に出しているわけか。新規参入してきた有名海外ブランドの『Y』も『本場の味』をキャッチコピーにしているから、これもある意味『正統派』ということだな…。比較的年配者のユーザーが多いこの商品カテゴリーでは、やはりその方が受けるのだろうか。うちの売りである『フレッシュさ』もだいぶ浸透してきたことだし、ここは『本格派だけど新鮮』みたいな感じに変えてみようか…」

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嶋田 毅 [グロービス 出版局長兼編集長、GLOBIS.JP編集顧問]

東京大学大学院理学系研究科修士課程修了。戦略系コンサルティングファーム、外資系メーカーを経てグロービスに入社、主に出版、カリキュラム設計、コンテンツ開発、ライセンシングなどを担当する。現在は出版、情報発信を担当。累計120万部を超えるベストセラー「グロービスMBAシリーズ」や、「グロービスの実感するMBAシリーズ」のプロデューサーも務める。
グロービス経営大学院や企業研修においてビジネスプラン、事業創造、管理会計、定量分析、経営戦略、マーケティングなどの講師も務める。また、オンライン経営情報誌 GLOBIS.JPなどで、さまざまな情報発信活動を行っている。


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ビジネスパーソンが日常生活やビジネスの現場で陥りがちな思考の罠。そんな罠になぜ人ははまってしまうのか――。その謎と罠に陥らない方法に迫ります。

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