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外資系トップの英語力
【第7回】 2011年12月6日
著者・コラム紹介バックナンバー
上阪 徹 [ライター],ISSコンサルティング [編者]

第7回
グローバル人材に求められる意識
人との違いを認め、違いを強みにする

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第7回目はグローバル人材について外資系トップの言葉をご紹介する。グローバル人材が必要とする意識や、グローバルで働くことの面白さについて、日本ヒューレット・パッカードの小出伸一氏に語って頂いた。

 グローバル化の進展に伴って、企業が求める人材も大きく変化してきている。ここ数年、外資系企業のみならず、日本企業でも英語力を求める企業が増えてきた。海外留学生はもちろん、日本に留学中の外国人を新卒で採用するケースも増加している。こうした採用の変化の中で、ひとつのキーワードになってきている言葉がある。グローバル人材だ。

 だが、この言葉はあまりに曖昧模糊としている。いったいグローバル人材とはどのような人材なのか。『外資系トップの英語力』では、それを示唆するメッセージやエピソードも多々あった。そんな外資系トップの話をご紹介したい。

 まずは、日本ヒューレット・パッカード(HP)の小出伸一氏だ。売上高10兆円超の世界で最も有名なIT企業の1社、HPの日本法人トップとして5300人の組織を率いている。1981年に大学を卒業、日本IBM、日本テレコムを経て、49歳で日本HPの社長に就任、4年が過ぎた。今年竣工したばかりの東京・大島の真新しい新本社で取材は行われた。どんな質問にも、キレ味鋭い答えが返ってきたのが印象的だった。

 グローバルコミュニケーションについて、小出氏にとって大きな転機になったのは、日本IBM勤務時代、40歳でアメリカのIBMに出向、ニューヨークに暮らしたことだと語る。

日本ヒューレット・パッカード株式会社 代表取締役社長執行役員 小出伸一氏

 「まず気がついたのは、三人称単数のsとか、過去完了や仮定法を気にして英語を使っている人はいないな、ということでしたね。実際、買い物に行けば、僕よりもつたない英語で仕事をしていたりする人もたくさんいる。仕事で問われるのは、英語の力などではない、ということです。一方で、自分が勉強してきたのは、あくまでアメリカの英語だということにも気がつきました。アメリカに来れば、本当にいろんなニュアンスを持っている英語がある。グローバルな中で、いろいろな英語を聞き取って、それに対応していけるような能力がないとダメだな、と感じました」

 

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上阪 徹 [ライター]

1966年、兵庫県生まれ。89年早稲田大学商学部卒。アパレル メーカーのワールド、リクルート・グループなどを経て、95 年よりフリー。経営、金融、ベンチャー、就職などをテーマに、 雑誌や書籍などで幅広く執筆やインタビューを手がけている。インタビュー集に累計40万部を超えるベストセラーとなった『プロ論。』(B-ing編集部編/徳間書店)シリーズ、『外資系トップの仕事力』(ISSコンサルティング編/ダイヤモンド社)シリーズ、『我らクレイジー★エンジニア主義』(Tech総研編/講談社)、著書に『新しい成功のかたち 楽天物語』(講談社)、『600万人の女性に支持される「クックパッド」というビジネス』(角川SSC新書)、『「カタリバ」という授業』(英治出版)、『書いて生きていく プロ文章論』(ミシマ社)、『預けたお金が問題だった。』(ダイヤモンド社)、『文章は「書く前」に8割決まる』(サンマーク出版)などがある。

ISSコンサルティング [編者]

「外資系転職のISS」として15年以上にわたり築き上げてきた外資系企業との信頼と実績をもとに、ミッドキャリアからエグゼクティブのプロフェッショナル紹介に特化した人材ビジネスを行っている。外資系企業の消費財、IT、金融、コンサルティング、メディカル、製造業等、広い業界をカバーし、紹介職種も、経営幹部、財務・経理、マーケティング、広報、営業、物流・購買、IT技術者、またはMBA・CPA取得者や海外でキャリアを積んだスペシャリストに至るまで、幅広い人材の紹介を行っている。


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