インフルエンザでは、症状の重症化や合併症を引き起こしやすい方を「ハイリスク群」として、特別な注意喚起がなされていますから、以下の表を参考にしてください。

◎インフルエンザの予防接種を受けたほうがいい「ハイリスク群」
・65歳以上の高齢者
・妊婦
・慢性呼吸器疾患患者(喘息、慢性気管支炎、肺気腫、気管支喘息など)
・慢性心疾患患者
・腎疾患患者(慢性腎不全・血液透析患者・腎移植患者など)
・糖尿病などの代謝性疾患患者
・ステロイドの内服などによる免疫不全状態の患者

――それ以外の、わりと健康な人はどうですか。

 ワクチンには、予防効果だけでなく、重症化を防ぐ効果も期待できますし、周囲への流行を広げない効果も期待できるので、受けておいた方がいいと思います。

――ですが、不足している状況下で、「接種の予約を断られた」という人もいるようです。

 不足状態は12月には解消される見通しです。インフルエンザの流行のピークは毎年、12月末から1月の始めにかけてです。接種から抗体ができるまでの期間は2週間なので、12月の初旬に受ければ間に合うのではないでしょうか。

――予防接種以外に、お勧めの予防法はありますか。

 ありきたりですが、手洗いとうがいですね。マスクの予防効果については、明確な根拠はないですが、人混みや満員の地下鉄に乗る際には、マスクを着けていたほうが感染しにくいというのはあるかもしれません。

 ただし、マスクをしていても、着け外しの際に、ウイルスのついたつり革やドアノブに触れた手で口や鼻を触れば、結局、感染してしまいます。帰宅し、マスクを外した後にも、しっかり手洗いするようにしてください。