>>(上)より続く

 彼と最後に会った日の別れ際、「またね。今度、ゆっくり会おうね」と言ってくれたので、麻由子さんは当然のように「次」があると思ってました。また彼もLINEで「来年も一緒に頑張っていこうね」と送ってきたので、年を越しても彼との関係が続くと思い込んでいたのです。

 しかし、それから1週間が経過しても彼が次の約束を具体的に切り出してこなかったので、麻由子さんは「お付き合いしている相手を1週間も放置するなんておかしい!やっぱり遊ばれたのかも!?」と焦り始め、そして彼に対してLINEで「遊びだったの?」と送ってみたそうです。

 そうすると彼は「上司が脳卒中で倒れたんだ。仕事が2倍になって、いっぱいいっぱいなんだ」と返事をしてきました。

 麻由子さんが「それなら落ち着くまで待っててもいいの?」と畳みかけたのが裏目に出たのでしょうか。彼は「忙しいから連絡してくるな!」と逆上した挙句、「しつこくすると警察を呼ぶぞ!もうお前とは話すことはないから、放っておいてくれ!!」と態度を一変させてきたのです。

名前は偽名!
彼がどこの誰なのか分からない

 結局のところ、彼は「別に好きな人ができたんだ。お互いの道を頑張っていこう」というメッセージを最後に麻由子さんからのLINEをブロックしたようです。

 麻由子さんは彼の誕生日に「おめでとう!」とメッセージを送ったのですが当然のことながら、既読になることはありませんでした。

「嘘を並べて騙そうとしたり、避妊しなかったり、音信不通にして逃げようとしたり…私をオモチャのように弄んだ彼のことが許せません!」と麻由子さんは憤ります。

 彼に対してどのような形で責任を取らようと考えていたのでしょうか?産婦人科にかかった医療費は彼の負担が考えられるとして、それ以外にどのようなお金が発生するのかです。