3ヵ月かけて離婚に反対する妻を説得したため、相談者は妻の逆恨みを恐れていた(写真はイメージです)

離婚に伴い家族構成が変化したら、生命保険はどのように見直せばいいのでしょうか?受取人を配偶者にしていた生命保険、離婚してしまえば一見無駄のように思えますが、子どもがいた場合受取人を子どもに変更することで、自分や配偶者に万が一のことがあったときの備えにもつながります。最新刊「男の離婚ケイカク」(主婦と生活社)より、離婚時の生命保険の受取人について紹介します。(露木行政書士事務所代表 露木幸彦、文中は仮名)

「嫁に毒盛られて殺される?」
妻の逆恨みによる保険金殺人を心配

「どうせ嫁と離婚するんだし、保険は解約してもいいですよね?入ったままじゃ、なんだか怖くて…嫁に毒をもられて殺されたらどうしようって!」

 そんなふうに恐る恐る話す安井裕也さん(31歳)は、3ヵ月にわたって離婚の話し合いを続けた結果、ようやく妻と離婚し、3歳の息子さんを裕也さんが引き取ることに決まりました。裕也さんが今、心配しているのは独身時代から加入している生命保険のこと。

 妻との結婚をきっかけに死亡保障の受取人を実父から妻へ変更。妻の反対を押し切って離婚に踏み切ったので、妻が逆恨みをし、「保険金殺人」を犯しそうで怖い。笑い話ではなく、裕也さんは本気で恐れていたのです。

 結婚期間中、保険を掛け続けたのは、裕也さんが一家の大黒柱なので万が一のときに家族が路頭に迷わないようにするためです。一方、夫婦が離婚すれば、もはや妻は他人なので、これからどうなっても知ったことではない。少なくとも「妻のため」に保険に入り続ける理由はありません。