新車は2ヵ月連続で前年割れ
無資格検査問題で続く波紋
国内新車セールスが、2ヵ月連続で前年実績割れを喫した。2017年11月の国内新車総販売台数(軽自動車を含む)は40万6860台。前年同月比は2.6%減と、2ヵ月連続のダウン。無資格者による完成車の検査問題を受けて、日産とSUBARU(スバル)が国内用新車の生産と出荷を一時的に停止した影響が出ている。
日本自動車販売協会連合会(自販連)が発表した11月の新車販売台数(軽自動車を除く)は25万8164台。前年同月比は5.4%減と、2ヵ月連続の前年実績割れ。
登録車の販売台数のうち、乗用車は22万2938台。前年同月比は5.5%減と、2ヵ月連続で前年実績を下回った。内訳は、普通車(3ナンバー)が同0.2%増の11万7515台と、5ヵ月ぶりのプラス。一方、小型車(5ナンバー)は10万5423台にとどまり、同11.1%減と、2ヵ月連続で前年実績を割り込んだ。
メーカー別は、全8社中、4社が前年実績をクリアした。トヨタは12万8314台を販売。前年同月比は1.2%増と、2ヵ月連続のプラスとなった。スズキは同6.1%増の7315台と、27ヵ月連続のプラス。ダイハツは3041台を販売し、前年同月のおよそ3倍と伸び、20ヵ月連続で前年実績を上回った。三菱は2566台で、前年同月比は14.5%増と、2ヵ月ぶりに前年実績をクリア。