20代の頃の暴飲暴食が
「身体の限界」を知る機会になった

 新年の節目にダイエットの目標を立てた人もいらっしゃることでしょう。ただ、食事に気をつけようと思った矢先に、外食でつい食べすぎてしまったり、暴飲暴食とまではいかなくても、お菓子に手を伸ばしてしまったりして、ダイエット計画がなし崩しになることは少なからずありますよね。そんなときは「反省」したり、「自己嫌悪」に陥るのですが、かえってストレスが溜まり、食べ過ぎの悪循環につながるのもよくある話です。

 今回は、「美味しいものが大好き」で食の探求をする中で、痩せる習慣を身に着けた、という飲食店店主の徳田祥平さん(38)の食事術を取り上げます。

徳田祥平
㈱GFI代表取締役 1979年生まれ、学習院大学卒。焼肉×モダンコリアンPANCHAN 「国産A5ランクの和牛焼肉と本格韓国料理を提供するスタイリッシュなお店です」

 徳田さんは、大学では数学を専攻していたものの、当時アルバイトをしていた飲食店の社長に影響を受け、決まっていた就職先を辞めてまで飲食でのキャリアをスタートしました。その後、国内のみならず海外への出店も成功させ、昨年5月に再び日本で飲食店を始めています。

 お店に立つこともあるため、毎日の食事は“まかない”を食べる15時と終業後の深夜25時の2食。そして就寝は午前3時。決して健康的とは言い難い生活です。それでも、心身ともに軽やかな体を手に入れている秘訣はなんでしょうか。

「20代の頃に散々食べたからこそ、これを食べるとこうなる、という予測ができるようになりました」(徳田さん)

 20代の頃は、毎日、忘年会のような暴飲暴食を続けていたと言い、勉強という名目だった飲食店巡りは、一晩に何軒もはしごすることがあったそうです。まだ体に無理が利く年齢だったから良いものの、食べれば食べるほど余計に食べたくなって太っていくという悪循環を経験し、体への負担も大きかったと当時を振り返ります。そんな生活に終止符を打ったのは30歳を迎える直前でした。

「30歳になったら20代の体とは変わって無理が利かなくなるんじゃないか、と漠然と思いました。年を重ねるごとに、いかに衰えを止めるかを考えるようになりました」

 たしかに自分の体の限界を知るために“食生活が乱れる時期も必要悪”と思えば、自己嫌悪からのストレス食いも軽減されるかもしれませんね。