上海も雪でLCCが欠航
宿泊先や食事求め中国人が大騒動
1月25日、今季最強の寒波が東京に襲来。東京都心では48年ぶりとなる氷点下4度を観測した厳しい冷え込みとなった。
気象関連のニュースによれば、東京都府中市では観測史上最も低い氷点下8.4度を記録。平年よりも10℃ほど低い強い寒気が関東上空に流れ込んだため、「まるで日本列島がすっぽり冷蔵庫の中に入ってしまったかのよう」と形容された厳しい冷え込みとなった。
実は同じころ、海の向こう側の中国・上海も寒波と雪に襲われた。そのため、東京成田国際空港では、24日午後10時15分発の上海行きの格安航空会社(LCC)ジェットスター・ジャパン35便が欠航。175人の中国人旅行客が成田空港で足止めという事態になってしまった。しかし、これがやがて、集団的な騒動へとエスカレートしてしまう。
確かに、悪天候による欠航が分かった段階で、速やかに中国語のできる職員を出して対応策などの事情説明を行わなかった航空会社側の落ち度はある。そこは今後改善すべき問題点だと思う。しかし、宿泊・飲食のサービス、さらに他の航空会社のエアチケットの提供を求める中国人旅行客の行動には、より大きな問題があった。