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不況で出店加速
中古品小売りが乗る成長軌道

週刊ダイヤモンド編集部
2009年5月18日
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ゴミとして処分されていた不用品も、中古品として流通させれば宝になる──。これまで抵抗を感じる人も多かった中古品の売り買いが、エコという時代のトレンドと不況による生活防衛意識の高まりにより、肯定的にとらえられるようになってきた。拡大する市場で、中古品小売りが出店攻勢をかける。

 中古品小売り業界がわいている。未曾有の消費不況で、売り上げ減少に苦しむ多くの小売りをよそに、中古品市場は急成長、中古品小売り各社は出店攻勢をかけている。

 もともと、中古品小売りは安価な値づけで商品を販売するため、不況に強い。そのうえ、昨今の“もったいない”ブームや、イトーヨーカ堂などが行なって話題となった“下取りセール”で、中古品の売り買いに対する消費者の抵抗感が薄れているようだ。

 商業統計によると、2007年の中古品小売りの市場規模は4329億円。02年からの5年間で1.4倍にも拡大した。

5年間で市場は1.4倍に

 今年4月には中古品小売りの上場企業八社が集まり、業界団体の日本リユース業協会を設立した。認知度の向上や法令違反の防止などを目的とし、持続的に活動していく考えだ。

 大手中古品小売りのフォー・ユーは、今期、少なくとも前期比25%増の30店は出店する考え。トレジャー・ファクトリーも、今期は過去最高の7~8店を出店する予定。ここまでの拡大は「初めての取り組み」(野坂英吾社長)となる。

 古本販売を主に行なうブックオフコーポレーションも、「経営資源を中古品に向けていく」(佐藤弘志社長)としている。

 ブックオフは、古本販売業態だけでなく、婦人服やファッション小物の中古品を扱う「B・STYLE」や、貴金属や時計の中古品を扱う「B・Select」など、数種類の中古品販売業態を持つ。

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