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人を動かす心理学
【第2回】 2012年1月31日
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渋谷昌三 [目白大学教授]

なぜか周りに好かれる人たちは、
外見の力を大いに活用している

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どんなにすばらしい中身を持っていても、それが相手に伝わらなければ評価されることはありません。とくに第一印象においては、見た目は好感度に大きく影響します。好かれる人になるために、積極的に活用したい外見力の高め方について解説します。

人間関係は誰でも高めることができるスキル

 好かれることが大事なのはわかったけれど、「私は人間関係が苦手なんです」と、気後れする人もいるかもしれません。

 心の専門家の立場から断言しますが、人間関係とはスキル(技術、技法)で想定以上に変わります。どれだけスキルを身につけているか、実践しているか、磨き上げているかが実際の好感度には影響してきます。

 スキルとは才能ではなく、どんな人であれ身につけることができるもの。なぜか周りに好かれる人というのが世の中にはいるものですが、彼らは意識的に、あるいは無意識のうちに好感度を高めるスキルを駆使しているのです。

 では、人を動かす第一歩として好感度をあげて心を掴むための方法についてお話ししていきます。 

ハンサムでなくても、ビジュアル系で行こう

 アメリカで行われた実験にこんなものがあります。

 魅力的な子と、そうではない子の写真を用意して小学校の教師400人に見せました。子ども達の成績は同じという設定で、それぞれの子どもについて評価してもらったのです。

 すると魅力的な子に対しては、教師は成績以外のことまで高く評価しました。しかし、そうではない子に対しては、逆の評価をしたのです。

 「人間は中身で勝負」と言いますが、この結果は、人間は見た目の印象によって評価が左右されてしまうことを示しています。

 別の言い方をすれば、どんなにすばらしい中身を持っていても、それが相手に伝わらなければ、評価されることはないということです。

 とくに第一印象においては、見た目は好感度に大きく影響するといえるでしょう。

 ここでいう外見とは、容姿やプロポーションといったことだけではありません。たとえば、いつもこざっぱりとした服装や髪型をしているというのもそうです。すれ違ったときに石鹸のいい香りがしたということもそうです。

 あるいは背筋がすっと伸びていて、笑顔で笑っているということもそうでしょう。たとえイケメンでなくとも、外見に好かれる雰囲気があれば、味のある魅力的な顔になります。

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渋谷昌三 [目白大学教授]

1946年、神奈川県生まれ。学習院大学文学部卒業、東京都立大学大学院博士課程修了。 心理学専攻、文学博士。山梨医科大学教授を経て、現在、目白大学大学院心理学研究科及び社会情報学科教授。非言語コミュニケーションを基礎とした「空間行動学」という新しい研究領域を開拓し、その研究成果をもとに、現代人に潜む深層心理を平易にユーモラスに解説した書籍で多くのファンを持つ。主な著書に 『外見だけで人を判断する技術』(PHP研究所)、『手にとるように心理学がわかる本』(かんき出版)、『好感度200%UPの話し方』(ぶんか社)な ど。


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