ただそうなると、家は建て替えたほうがいいだろう。大和ハウスなら今の磯野家の敷地の広さで車庫2台分のスペースを取った、広々とした家が建つはずだ。本来は売れ筋の二世帯住宅でもよいのだが、物語設定の制約もあるだろうから、大きく広い注文住宅の一軒家が好ましいだろう。

 大和ハウスの「セントラルヒーティング」のお陰で東芝のこたつや扇風機は不要になる。1年中快適な温度で生活できるから、冬は寒かったり夏は暑かったりといった風物詩的なストーリーも昔のものとなるだろう。

三河屋さんの出番がなくなり
イクラちゃんの出番が激増か

 キャラクターの出番が減りそうなのが、三河屋さんだ。買い物は主にアマゾンで済ませるから、近所の酒屋さんの出番はなくなる。代わりに西松屋で買ったベビー服を着せるために、イクラちゃんの出番が激増するだろう。

 とまあ、あくまで噂の範疇で、実際はどこまで番組スタッフが新スポンサーを忖度するかはわからないが、スポンサーが変わることで作品に影響があるとしたら、こういう流れになるのではないかと世間では話題なのである。

 さて、ここで1つ疑問がある。新しいスポンサーに加わったアマゾンジャパンだが、いったい同社は『サザエさん』の番組や放送枠のCMで何をアピールし、売ろうというのだろう。

 というのは、コマーシャルというのはそれを知らない大衆に向けた広告宣伝である。いまさら「インターネット通販はアマゾンドットコムが便利です」でもないだろう。成長性が高いのはクラウドサービスの「AWS」(Amazon Web Service)だが、こちらは法人需要開拓がメインだから、CMに向いた商品でもない。

 そう考えると、このタイミングで『サザエさん』のスポンサーになったアマゾンの戦略意図は絞られてくる。

 今、アマゾンが大衆に向けて売りたい商品が2つある。1つは人工知能アレクサを搭載したスマートスピーカー「アマゾンエコー」(Amazon Echo)だ。