ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
起業人

クラウド活用で働く機会の格差をなくす
ウェブ上ポイントサービス業界の変革者
リアルワールド社長 菊池誠晃

週刊ダイヤモンド編集部
【第176回】 2012年2月8日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage
リアルワールド社長 菊池誠晃
Photo by Yoshihisa Wada

 インターネット上でゲームや買い物をするだけではなく、「仕事を手伝う」ことでポイントを貯め、現金や電子マネーなどに交換できる──。

 リアルワールドが手がけるウェブサイト「クラウド」は、“みんなのお手伝いサイト”と呼ばれる。企業から依頼された「口コミ投稿」や「データ入力」といった仕事を、一般の利用者が請け負うことができるからだ。

 ちょうど単発のアルバイトのようなイメージだ。利用者はウェブサイト上のリストから自由に仕事を選び、それに応じた報酬を、ポイントとして獲得する。インターネットの環境さえあれば24時間いつでも好きなときに作業を行えて、自由度が高い。

 貯めたポイントは、同社の運営するポイント交換サイト「ポイントエクスチェンジ」で、お目当ての商品に交換できる。ポイントで交換できる商品の数は約1400万点と、選択肢も幅広い。

 リアルワールド社長の菊池誠晃は、じつは学生時代に一度起業を経験している。大学1年生の冬、仲間とともにインターネットの世界でひと旗揚げようと立ち上げたのは、ウェブサイトの企画や制作、運用を担う受託会社。NTTグループや中小企業、市町村など、さまざまな企業や自治体のウェブサイトづくりにかかわった。

 しかし、「受託事業に夢が持てなかったから」と、会社は卒業と同時に解散してしまう。「受託ではなく自分のアイディアで事業がしたい」──。幼少から独立心の強かった菊池は、初めての起業でその思いを強くする。

 「これからどうしようか、迷っていた頃だった」。2001年、大学を卒業して間もない頃、なにげなくテレビをつけると、当時インターネット業界をにぎわせていたサイバーエージェント社長の藤田晋が映っていた。

 20代前半で、自分と歳も少ししか違わないのに、まだ小さい国内のインターネット市場で将来は1000億円稼ぐ企業を目指すと言っている──。

 衝撃を受けた菊池は、ほぼ飛び込み状態で採用面接に挑み、そのままサイバーエージェントに入社した。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

週刊ダイヤモンド編集部


起業人

先達の苦難の道のりには、汗と涙に彩られた無数のドラマがある。そして、起業家達の苦闘の中には明日への成功のヒントとノウハウが凝縮されている。

「起業人」

⇒バックナンバー一覧