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「管理職になりたくない人」激増中!
それでも昇進したら、どうしますか?

高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]
2010年1月13日
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かつては憧れであり、ステータスだった「管理職」。しかし、現在は「管理職になりたくない」若い世代がとても増え、管理職に任用されたタイミングで「辞表を出す」という人も少なくないといいます。その背景には、一体何があるのでしょうか。また、そんな時代にあなたが管理職になってしまったら、どうすればよいのでしょうか?

 「もし『管理職になれ』なんて言われたら、会社を辞めるでしょうね」

 こう話してくれたのは、部品商社の主任社員Aさん。入社7年目にして直属の上司は4人目になっていましたが、「仕事ぶりがよく見えない」「会社の言いなりに見える」ことで、管理職によくないイメージを抱くようになっていました。

 確かにオフィスの席にあまりいない。会議ばかりしている。部長から呼び出されてヒソヒソ話をしている。一般社員からすれば、不信感が募るのももっともです。そうしたことから、管理職になるより現場で仕事している方が楽しい・・・と思うのでしょう。

 Aさんと同じような印象を管理職に持つ若手社員は少なくありません。求人広告の営業をしているBさんは上司と接点が月に数回の営業同行しかありません。ところが、同行した商談場面で「何となく」的外れな会話を連発します。やりましょう、言ってみましょう・・・と勢いだけで話の内容が薄く感じて仕方ないのです。

 そんなことを繰り返しているうちにBさんは、
「あんな仕事で給料もらうようになりたくない」
と管理職に昇進する話がきたら断ろう、と決めました。

 こう思うのはどうやら2人だけではありません。日本の企業全体で「管理職になりたくない社員」は増えてしまったのです。大変、悩ましい問題です。

 10年程前まで管理職は目指すべき役割でした。
《管理職に早くなり、出世競争に勝つ》
ことが、自分のキャリアを明るくするものを思われていたからです。

 実際に管理職には、「収入面」「役割面」で一般社員より《憧れの条件》が付いていました。ところが、最近は管理職の見える部分での魅力が相対的に低くなっています。

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高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]

1964年生まれ。同志社大学卒業後、リクルート入社。リクルートで6年間連続トップセールスに輝き、「伝説のトップセールスマン」として社内外から注目される。そのセールス手法をまとめた『営業マンは心理学者』(PHP研究所)は、10万部を超えるベストセラーとなった。 その後、情報誌『アントレ』の立ち上げに関わり、事業部長、編集長、転職事業の事業部長などを歴任。2005年、リクルート退社。人事戦略コンサルティング会社「セレブレイン」を創業。企業の人事評価制度の構築・人材育成・人材紹介などの事業を展開している。そのなかで、数多くの会社の社内政治の動向や、そのなかで働く管理職の本音を取材してきた。 『上司につける薬』(講談社)、『新しい管理職のルール』(ダイヤモンド社)、『仕事の9割は世間話』(日経プレミアシリーズ)など著書多数。職場での“リアルな悩み”に答える、ダイヤモンド・オンラインの連載「イマドキ職場のギャップ解消法」は、常に高PVをはじき出している。
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