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思いが伝わる、心が動く スピーチの教科書
【第3回】 2012年2月22日
著者・コラム紹介バックナンバー
佐々木繁範 [リーダーシップ・コミュニケーション・コンサルタント]

要は何を言いたいのか?
メッセージを絞り込む方法

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スピーチづくりには、事前の準備から当日の立ち居振る舞いまで、大きく分けて7つの段階がある。今回は、スピーチの土台を決める大切な最初の段階、ステップ1「相手を知る」、ステップ2「メッセージを絞り込む」について解説する。

スピーチの核が決まれば
印象を強く残すことができる

スピーチづくり7つのステップ
ステップ1 相手を知る(聴衆と場 を把握する)
ステップ2 メッセージを絞り込む
ステップ3 構成を考え、ボディを組み立てる
ステップ4 オープニング(導入部)を決める
ステップ5 クロージング(締めくくり)を決める
ステップ6 原稿づくりとリハーサル
ステップ7 デリバリー(話し方、振る舞い方)

 「いろんなことに触れているが、要は何が言いたいのかさっぱりわからなかった」

 「言っていることはわかるけれど、まったく心に響かなかった」

 ちまたのスピーチやプレゼンでは、よく、こんな感想を耳にします。原因はどこにあるのでしょうか。

 前者は、伝えたいことが不明確であり、後者は、聞き手の関心をとらえていない点が問題です。

 スピーチづくりの最初の一歩は、聴衆の関心をとらえた明確なメッセージを作ることです。スピーチの核がきちんと決まれば、冒頭のような事態は避けられます。

 では早速、スピーチづくりの最初のステップから見ていきましょう。

次のページ>> まずは相手を知る
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佐々木繁範 [リーダーシップ・コミュニケーション・コンサルタント]

リーダーシップ・コミュニケーション・コンサルタント。ロジック・アンド・エモーション代表。
1963年福岡県北九州市生まれ。1987年に同志社大学経済学部を卒業後、日本興業銀行に入行。1990年にソニー株式会社に入社。盛田昭夫会長の直属スタッフとして企業外交を補佐、その間にスピーチ・ライティングを学ぶ。1995年から97年までハーバード・ケネディ・スクールに留学、公共経営学修士号を取得。帰国後、2001年まで出井伸之社長の戦略スタッフ兼スピーチ・ライターを務める。ソニーでは計100本以上のスピーチ・サポートを手がけると ともに、IT戦略会議の議長補佐として、IT国家戦略の策定にも携わる。その後、数社にて経営改革に携わり、2009年に経営コンサルタントとして独立。リーダーシップとコミュニケーションを専門とし、経営者やリーダーの組織求心力と影響力の向上を実現するためのメッセージ発信を支援している。ホームページ:http://www.sasakinet.jp
著書に『思いが伝わる、心が動くスピーチの教科書』(ダイヤモンド社)がある。


思いが伝わる、心が動く スピーチの教科書

スティーブ・ジョブズの伝説のスピーチ、オバマ大統領、TED……最近、スピーチの持つ影響力に注目が集まっています。直接語りかける言葉には、聞き手の心を動かす力があるからです。いまやスピーチは特別な立場の人だけのものではなく、たとえば、プレゼンテーションの世界でも、相手に強く印象を残す「語り」を重視する動きが出てきています。本連載では5回にわたって、スピーチの醍醐味とノウハウの一部を紹介します。

「思いが伝わる、心が動く スピーチの教科書」

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