ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
業界別 半年先の景気を読む

2020年日本の不動産価格・地価を大胆予想!
3分で読める人口予測と地価予測の概略

吉崎誠二 [ディー・サイン不動産研究所所長、不動産エコノミスト]
【第102回】 2012年2月20日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

 今回の原稿では、これから先の地価や住宅価格がどう変化していくかを考えてみたい。

 第93回第98回では賢いマンションの見分け方という、いわゆるミクロの視点で不動産・住宅について述べてきたが、今回はマクロの視点となる。この手の内容を述べるとき、数式などを使ったとても難解なものか、あるいは預言者の言葉のようなものになりがちだ。しかし、ここでは分かりやすさを念頭に置いて、3分程度でざーっと読んでいただけるものにした。ただ、未来のことについては、書き手の主観が多少なりとも入るのはご容赦いただきたい。

 まずは人口と住宅・不動産の関連を見てみよう。

2030年ほとんどの都道府県で
人口減少が始まる

 改めて言うまでもなく、不動産価格・住宅価格は人口動態の影響を受ける。そこに住む人が減れば、何か特別な付加価値がなければ、一般的にはそこにある土地の価値は下がる。

 一般的に、建物そのものの値段はこうしたことに関係なく、仕様や使用材料などにより変わる。しかし、マンションのように建物と地面(土地)の価値に厳密な区別がつきにくい場合は、土地と同じだろう。

 人口の今後の推移は国立社会保障・人口問題研究所が予想している。

 日本の人口は、第二次世界大戦の影響を除けば、明治以降ずっと右肩上がりで増え続けた。しかし、1995年には15歳〜64歳のことを指す生産者人口の減少が始まった。生産と消費という社会の主役である層が減少し、社会全体の高齢化が進んだ。そして、日本の人口は2005年辺りをピークに減少しはじめた。

 欧米の一部の国のように外国からの移民を受け入れれば、いまのような深刻な人口減少を食い止められたかもしれないが、移民の受け入れは、様々な問題をもたらすだろう。

 そして、2020年――。日本はどうなっているのだろうか。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

 

吉崎誠二 [ディー・サイン不動産研究所所長、不動産エコノミスト]


早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了。立教大学博士前期課程修了。船井総合研究所上席コンサルタント・Real Estateビジネスチーム責任者を経て、現在、ディー・サイン不動産研究所所長に就任。不動産関連企業・ハウスメーカー・設備関連メーカーなどを中心にコンサルティングを行う傍ら、不動産エコノミストとしてデータ分析、一般・投資家・企業向けの講演を多数行う。著書に『2020年の住宅・不動産市場』(朝日新聞出版)『「消費マンション」を買う人 「資産マンション」を選べる人』(青春出版社)など9冊。連載はダイヤモンド・オンラインをはじめ、各種媒体に月間6本を担当。オフィシャルサイト&ブログ http://yoshizakiseiji.com/blog/

 


業界別 半年先の景気を読む

不透明な経済状況が続き、半年先の景気を読むことさえ難しい日本経済。この連載では、様々な業界やテーマで活躍する船井総研の専門コンサルタントが、業界別に分析し、半年先の景況感を予測していきます。

「業界別 半年先の景気を読む」

⇒バックナンバー一覧