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気はやさしくて胃痛持ち

しっかり者の妻に家計を握られている夫。
小遣いの少ないことだけは同僚に知られたくない

市川純子 [(財)日本ヘルスケアニュートリケア研究所]
【第7回】

Cさんの財布は、妻のブランドバッグのおまけにつけてもらったものだ。Cさんには、相当くたびれたその財布からお金を出すときに、無意識に財布を隠す習慣がある。その癖に気づいたときは本当に情けなかった。財布を出すのが恥ずかしいのは財布の外見のせいばかりではない。クレジットカードもなく、診察券が数枚といつも小銭しか入っていない財布を、とても恥ずかしくて同僚にも見せられないからだ。

恐妻の財布チェックに怯える
ファッション系商社課長Cさん(42歳)

自由にお金をつかえた独身時代から一転
妻の財布チェックが厳しい

 Cさんは、15年前高校の同級生と結婚した。Cさんの実家は、デザイナーズブランドの下請けの縫製工場を経営していた。工場兼自宅では、いつもおばさんたちのミシンを使う音が響いていた。Cさんがファッション系の商社に入社したのも、そんな環境のせいかもしれない。

 裕福ではなかったが、子供の頃から何不自由なく育てられた。景気の浮き沈みはあったもののお金の苦労を知らずに育ったCさんにとって人並みの生活。それが当たり前だった。

 Cさんの妻は短大を卒業して、メーカーの事務をしながら実家の家計を支えていた。給料は家計簿をつけてすべて管理する。結婚前はしっかり者の妻を頼もしくさえ思っていた。

 「この人なら、ルーズな自分をしっかり支えてくれそうだ。貯金もできそうだ」。その思いが結婚を決意させた。そしてCさんの妻は結婚を機会に会社を辞め家庭に入った。

 独身時代のCさんは、タバコを1日1箱と朝に缶コーヒーを1本。それとペットボトルのドリンクを1日2、3本飲んでいた。昼食は500円の弁当のときもあれば、オフィスの近くのラーメン屋で1000円近く遣うこともあった。それさえ意識などしていなかった。

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市川純子 [(財)日本ヘルスケアニュートリケア研究所]

1961年生まれ。財団法人日本ヘルスケアニュートリケア研究所 所長。広告代理店で大手私鉄の広報を担当。その後PR会社に転職し、医薬品や化粧品分野に携わる。2003 年にJ&Tプランニングを設立。代表取締役に就任。研究や情報の開発も行いヒット商品を数多く手がける。医療健康美容分野の研究のために2010年財団を設立。


気はやさしくて胃痛持ち

失われた20年と呼ばれる日本経済。そんな長い停滞のなかをがむしゃらに、ひたむきに日々の仕事・生活を生きてきたビジネスマンたち。さまざまなストレスに耐えてきたカラダもそろそろ注意信号を出す頃。いろんな職場のいろんなビジネスマンのいろんな悩みと不調を少し悲しく少しおかしく紹介します。

「気はやさしくて胃痛持ち」

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