「結果」をすぐに出す新人営業マンは何が違うのか

新人営業マンでもすぐに「結果」を出す人とそうでない人がいる。それは学歴や努力、実力に関係なく見られる現象だ。その「違い」は何なのであろうか。かつてハウスメーカーのダメ営業マンからトップ営業マンになり、現在、営業コンサルタントとして活動している筆者が自らの経験を交えて解説する。営業サポート・コンサルティング代表取締役、営業コンサルタント 菊原智明)

結果を出す新人営業マンと
結果が出ない新人営業マンの違い

 営業職は非常に入れ替わりの激しい業種である。毎年、多くの新人営業マンが入社し、そして去っていく。

 いい意味でも悪い意味でも新陳代謝がいい業界だ。

 今まで数多くの新人営業スタッフと出会ってきた。その中には、入社してすぐに結果を出す人もいる。知識も経験もほぼないにもかかわらず「なんかよく分からないのですけどお客様が当社に決めるって言っていますよ」と契約を決めてくる。

 過去にこういった営業マンと何人か出会ってきた。

 結果を出すのが遅かった私にとって本当に不思議だった。それとは逆に、なかなか結果を出せない営業マンもいる。というか、むしろ、こちらの方が圧倒的に多いだろう。

 一見、仕事ができそうで、まわりからも「ヤツはやりそうだ」と言われながらも、なかなか結果が出せない。

 もしかしたら、あなたもそんな思いをしているかもしれない。いち早く結果を出す仲間を見て《俺とあいつの何が違うのか?》と疑問に思っている人もいるだろう。